ロシア関連銘柄を再確認

日本で日ロ首脳会談が12月15日に行われます。会談において日ロの経済協力に進展があると見られます。そこでここのところの報道から、日ロの経済協力が進めば業績に影響がありそうな銘柄を採り上げてみたいと思います。

 

新聞報道によると、医療技術や郵便システムのノウハウの提供、生活に深く関連する日本式インフラを提供するのが柱のようです。

(日経新聞10月1日朝刊 医療・郵便、ロシアに技術 領土睨み包括提携

http://www.nikkei.com/article/DGXKASFS30H4M_Q6A930C1MM8000/

20161101russia

(当社 マンスリーマーケットレビュー 2016年11月号より)

本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本 資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。

光世証券株式会社 金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

日銀のETF買入(2016年10月分)

2016年10月の動向

10月の日銀のETF購入(毎日行われる12億円の買い入れを除く)は、4回で2,828億円となりました。

201610boj

2016年月別動向

2016年の月別の購入金額を見ると3月が672億と少ない一方で、購入額が倍増された後、月足で初めて陰線となった9月の購入金額が8,063億円と最も多くなっています。10月末までの購入金額は3兆2,869億円です。

201610bojmontly

本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本 資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。

光世証券株式会社 金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

 

2015年12月の米国利上げ時の資産価格の動きと足元の動向

今年12月13,14日に行われる米国FOMCにおける利上げ確率は、現時点では80%と高くなっています。そこで、昨年の12月16日に行われた利上げの前後の資産価格を振り返り、今回はどのような動きとなるか考えてみたいと思います。

 

まずは昨年の動きを見てみます。採り上げた資産はS&P500指数(SPX)、ドルインデックス(DXY)、ドル円(JPY)、米国2年金利(2YR)、フェド金利(FF-RATE)、日経平均株価(NKY)、人民元(CNY)です。

2015_frb_rate_hike

株価は安くなり、ドルは横ばい、円は強くなり、米国金利は一旦上昇したものの、その後低下しました。そして、人民元は発表前から1月初旬まで売られました。

次に足元の動きを見ると、米国株は下落傾向、日本株は上昇傾向と別々の動きです。金利とドルは上昇気味となり、人民元は10月に入り売られています。

2016_before_rate_hike

表1は昨年の利上げ直後の各資産の値段と、足元の価格を比較したものです。米国株は上昇していますが、ドル円が大幅上昇したため、日本株は下落しています。米国金利は下げ、ドルインデックスは若干ドル安、人民元は大幅安という感じです。

2016%e3%80%80%e6%b0%b4%e6%ba%96

今回の利上げで注目したいのは、前もって下がり始めている人民元が利上げの発表で下げ止まれるか否かで、もし下げ止まらない場合は、昨年同様、年初は株安展開となる可能性も考える必要が出てくるでしょう。

本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本 資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。

光世証券株式会社 金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

インバースETFの罠

ETFの種類は日に日に増加し、多種多様なものが見られます。その中にインバースETFと呼ばれるものが存在します。インバースETFとは対象としている指数に対して反対の動きをするETFです。例えば、日経平均株価のインバースETFというと、日経平均株価が前日比で上昇すれば、日経平均株価のインバースETFは逆に同じ割合に近い分、前日比で下落し、日経平均株価が前日比で下落すれば、日経平均株価のインバースETFは近い分だけ上昇します。

インバース指数というものも存在します。日経のサイトから日経平均インバース・インデックスの算出法を見ると以下のようになっています(http://indexes.nikkei.co.jp/nkave/index/profile?idx=nk225in)。

日経平均の1日の変化率(前日終値と当日終値とを比較して算出)の逆の変化率を、前日の指数値に乗じて算出します。例えば、日経平均が前日比で5%上昇した場合、日経平均インバース・インデックスは5%下落します。

つまり前日比では同じ動きをするのですが、長期的には異なる動きを示します。以下では実例を見てみます。

ここでは日経平均インバース・インデックス(NKYINV)、日経平均株価(NKY)、NEXTFUND日経平均インバース・インデックスETF(1571・以下ETFと呼びます)を使います。各指数の今年の1月4日時点の価格を100として、10月26日引けまで計算したものが以下のチャート①となります(ETFは引値でなく評価額を利用しました)。

 

赤線が日経平均株価を指数化したもの、灰色が日経平均インバース・インデックス、青色がETFです。日経平均株価は依然として年初来でマイナスですが、よく見ると、日経平均インバース・インデックスもETFも100を割り込み、前年比でマイナスとなっています(チャートではわかりにくいと思われますので、表1を参照ください)。

20161028chart

20161028matrix

ここで気になるのは日経平均インバース・インデックスとETFの価格の乖離であると思われます。これは、ETFを作成する部分の作業の影響です。ETFは日経平均株価の逆に動くように、先物の売りを保有します。

実際、日経平均株価が下がると利益が出るのですが、保有しているポジションは小さくなり、そうなると、翌日の動きをトラックできなくなります。そのため、ETFを蘇生している業者は先物の売りを足すというオペレーションを行います。逆に日経平均株価が上昇した場合、先物を買い戻すというオペレーションを行います。このように、翌日のETFの動きを指数に連動させるためには上値を買って、下値を売るというような作業を行わなくてはならなくなります。

そのため、そのオペレーションによる損失が日経平均インバース・インデックスとETFの成績の差を生み出しています。

このような作用が、インバース型のETFは長期保有向きでないといわれる所以です。

本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本 資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。

光世証券株式会社 金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

日銀ETF買入(2016年9月)

bojetf

9月の日銀のETF買入は11回で、金額は8,063億円でした。9月中の1日のETF買入額は733億円でした。今年に入ってからのETF買入れ回数は71回、買い入れ額は3兆41億円となります。

毎日入る設備投資および人材投資に積極的に取り組んでいる企業を支援するためのETFの買い入れ額は240億円でした。


 

本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本 資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。

光世証券株式会社 金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会