JGBトレーディングフロア(2025年4月11日)

債券相場は中長期債が、前日に大きく下落した反動に加え、株価の大幅安を受けたリスク回避や、為替の円高進行が支援材料となり上昇した一方で、超長期債は、リスク削減と財政拡大観測による警戒感から下落し、イールドカーブはスティープ化が進んだ。
超長期ゾーンは、米国債相場の下落も影響して、流動性低下で機能不全に陥っており、各国中央銀行が連携して何らかの対策に乗り出す、いわゆる「中銀プット」への期待感も出ているとの声も聞かれた。

【メモ】
*****


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

 

JGBトレーディングフロア(2025年4月10日)

債券相場は先物や中長期債が大幅安。トランプ米大統領が上乗せ関税策を90日間停止すると発表してリスク回避の巻戻しの売りが優勢だった。
一方、警戒されていたこの日の5年債入札が、午前の下落によって、結果的に強い内容となったことで相場の下支えにつながった。また、前日大きく売られた超長期債は、売り一巡感から小幅な下げにとどまった。
トランプ関税による世界的な経済・物価への懸念は一旦後退したものの、先行きの不透明感は依然として強く、高いボラティリティーによる金利変動はまだしばらく続くとの見方が強いようだ。

【メモ】
☆5年債入札(178回、CPN1.0%)落札結果
最低落札価格100円25銭(0.947%)、平均落札価格100円29銭(0.938%)、応札倍率3.84倍(前回3.17倍)、(事前予想価格100円18銭)


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

 

JGBトレーディングフロア(2025年4月9日)

債券市場では超長期債が大きく売られた。米国の相互関税が全面発動され、対抗姿勢を強める中国を中心とした貿易戦争の激化が懸念された。
投資家はボラティリティー上昇を嫌気して金利変動リスクを削減する動きを強めた結果、この日日銀が実施した超長期債の買いオペも弱い内容となり、午後に一段と売られた。
ただ中期債や先物は、市場の不安定化を受け日銀、財務省、金融庁が午後4時から国3者会合を開催すると発表したことで、下げ幅を縮め、先物は上昇に転じた。市場が落ち着きを取り戻すにはまだ時間がかかりそうで値動きの荒い展開が続くとの見方。

【メモ】
☆日銀買入オペ1年以下1-3年2750億円、5-10年3000億円、10-25年3250億円。応札倍率は、それぞれ4.69、2.10、3.73、4.70倍。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

 

JGBトレーディングフロア(2025年4月8日)

債券相場は大幅下落。トランプ大統領の関税政策を巡る過度なリスク回避の後退で米長期金利が大幅上昇したため、国内でも売りが優勢だった。この日の30年債入札が弱い結果となったことも相場の重しとなった。内外長期金利の急変動により水準感が定まっていない中、投資家も積極的に応札できるタイミングではなかったようだ。
ただ、関税政策による世界的な景気の沈滞懸念は強く、日銀の利上げに対する不透明感から午後は下げ渋った。

【メモ】
☆30年債入札(86回、CPN2.4%)落札結果
最低落札価格99円00銭(2.457%)、平均落札価格99円75銭(2.414%)、応札倍率2.96倍(前回3.50倍)、(事前予想価格100円00銭)


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

 

JGBトレーディングフロア(2025年4月7日)

債券相場は大幅高。トランプ米大統領の関税政策を受けてリスク回避の動きが強まっており、安全資産である国債買いが継続、内外の株価下落と為替の円高により、日銀の利上げ観測も低下していることも買い材料につながった。
1月の利上げ以降、日銀の追加利上げを見込んで売りポジションに傾いていた投資家がここへきて買い戻しを迫られた形。スワップ市場が織り込む日銀の年内利上げ確率は一時1割程度に低下、年内の利上げ織り込みが完全に消えれば、長期金利は1%を下回る可能性があるとの声も聞かれた。先物市場は朝方に1円30銭高の142円95銭まで上昇した後、短時間で1円ほど巻き戻されて値を消すなど動きの激しい相場となった。
注文を受ける証券会社やヘッジファンドなど短期目線の投資家による損切りやポジション解消が出やすくなっているとの見方。

【メモ】
*****


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会