債券相場は中長期債が下落。株価が上昇してリスク回避姿勢が後退し、安全資産である中長期国債の需要が低下した。
一方、この日行われた20年債入札は弱めの結果だったが、想定の範囲内との見方から20年債と30年債には買いが入った。割安さに着目した投資家需要があったとの見方が広がっており、超長期債の支えになったようだ。もっとも足元での金利上昇が急だったことによる自律反発的な動きで、買いが続くかどうかは、まだ未知数との声も聞かれた。
中長期債については、関税政策を巡る不透明感の後退は日銀の利上げ期待につながるため、日本の長期金利を押し上げる方向に働いたとの見方のようだ。また、この日は、10年物価連動債(29回債)が売られ、利回り(実質金利)がプラス域に上昇(0.095%)した。
【メモ】
☆20年債入札(192回、CPN2.4%)落札結果
最低落札価格100円35銭(2.374%)、平均落札価格100円69銭(2.349%)、応札倍率2.96倍(前回3.46倍)、(事前予想価格100円40銭)
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