JGBトレーディングフロア(2025年8月20日)

債券相場は下落した。この日行われた日銀の定例国債買切りオペの結果発表後、午後に売りが優勢になった。前回8/14のオペ同様、中長期ゾーン(5~10年)で案分と平均落札レートが一致する1本値となったことで、まとまった応札があったとの見方が先物の売りにつながったようだ。
新発10年債利回りは1.605%まで上昇し、7月に付けた2008年以来の高水準に並んだ。また、超長期の20年、30年債利回りも上昇した。
日銀オペの結果に加えて、日本証券業協会が発表した公社債売買高で外国人投資家が7月に売り越していたことも材料視された。超長期債については生保などの国内最終投資家の動きも鈍い中、海外投資家の買いが下支えとなっていたことから、需給悪化懸念が再燃した形。

【メモ】
☆日銀買入オペ1-3年3250億円、3-5年3250億円、5-10年3500億円。応札倍率は、それぞれ2.63、2.88、2.82倍


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。

光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

 

JGBトレーディングフロア(2025年8月19日)

債券相場は下落。引き続き財政拡張リスクや日銀の利上げ観測も重しになった。この日行われた20年債入札は応札倍率が3.09倍と過去12カ月平均3.24倍を下回ったほか、最低落札価格が市場予想を下回った。
結果はさほど悪くなかったようだが順調な入札が期待されていた分、反動となり結果発表後に先物9月物が前日比35銭安の137円46銭まで下げ幅を拡大する場面もあった。直近の10年債や30年債入札でも入札後に売られるなど、地合いの悪さが表れていると指摘する声も見られた。
この日、注目の自民党の総裁選挙管理委員会の初会合が行われたが、総裁選について具体的な内容は見られず影響はなかったものの、引き続き自民党内から首相交代を求める声も根強く、政局の不透明感も地合いに影響しているとの見方。

【メモ】
☆20年債入札(193回、CPN2.5%)落札結果
最低落札価格98円80銭(2.591%)、平均落札価格98円93銭(2.581%)、応札倍率3.09倍(前回3.15倍)、(事前予想価格98円85銭)


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JGBトレーディングフロア(2025年8月18日)

債券相場は下落。先週末の米長期金利の上昇や、日銀の早期利上げ期待の高まりが背景。日銀の利上げは10月か来年1月との見方が強まっているほか、金利スワップ市場が織込む年内の利上げ確率は7割程度に上昇した。
ただ、朝方に売りが先行した後、米長期金利が時間外取引でやや低下基調となったことから、国内債も取引終盤にかけて自律反発的な動きで下げ幅を縮めた。明日に控える20年債入札が水準感から無難な結果が予想され警戒感は薄らいでいるとの声が聞かれた。

【メモ】
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JGBトレーディングフロア(2025年8月15日)

債券相場は下落。米PPIの伸び加速を受けた長期金利上昇や週末の持ち高調整の売りが出た。10年物価連動債入札が弱い結果となったことも需給懸念も相場の重しになった。
また朝方発表になった4-6月期GDP成長率が予想を上回ったことも日銀の年内利上げ観測を強め上値を抑えた。
10年物価連動国債入札は、応札倍率は2.92倍と前回5月入札の3.04倍から低下し、最低落札価格は99円30銭と、市場予想99円55銭を下回った。

【メモ】
☆10年物価連動債入札(30回、CPN0.005%)落札結果
発行価格99円30銭(0.078%)、応札倍率2.92倍(前回3.04倍)、(事前予想価格99円55銭)
☆4〜6月期実質GDP、年率1.0%増 市場予想上回り5四半期連続プラス(日経)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA147B70U5A810C2000000/


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JGBトレーディングフロア(2025年8月14日)

債券相場は中長期債中心に下落。ベッセント財務長官が日銀はインフレ抑制で後手に回っていると指摘したことを受け、日銀による早期利上げの連想から売りが優勢だった。前日の軟調な5年債入札結果を受けて中期債の買いにくさが意識されていたこともあり、この日の日銀定例の国債買い入れオペでは落札レートが実勢をやや上回ったほか、中長期ゾーンで案分と平均落札レートが一致する1本値となったことで日銀に売却できなかった投資家のヘッジ売りが先物の下げにつながったとする見方も聞かれるなど、終日弱さが目立った。
OISが織り込む来年1月までの会合での利上げ確率は90%に迫ったほか、10月会合での利上げ確率も42%に上昇した。

【メモ】
☆☆日銀買入オペ1-3年3250億円、5-10年3500億円、10-25年1350億円、25年超750億円。応札倍率は、それぞれ3.20、2.66、3.47、2.19倍


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