債券相場は超長期債中心に下落。財政拡大懸念から前日に続いて売りが優勢の展開だった。参議院選挙を控える石破首相が25%のトランプ関税の影響を和らげるために財政政策を打ってくるとの見方もある中、市場流動性が落ち、損失を抱えたポジションの解消売りが加速しているのではとの指摘も聞かれた。
一方、この日の5年債入札は最低落札価格が100円03銭と市場予想と一致するなど無難な結果となった。これを受けて一時、先物など前日終値を上回る局面も見られたが、軟調な超長期債相場に引っ張られる形で再びマイナス圏に沈んだ。市場は、10日の20年債入札を警戒しているようだ。
【メモ】
☆5年債入札(179回、CPN1.0%)落札結果
最低落札価格100円03銭(0.993%)、平均落札価格100円05銭(0.989%)、応札倍率3.54倍(前回4.58倍)、(事前予想価格100円03銭)
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