JGBトレーディングフロア(2022年11月2日)

債券相場は超長期債を中心に下落。今晩発表のFOMC(0.75%の利上げ予想)を前に買い手控えムードが強く、売りが優勢だった。来週9日に30年入札を控える中、今月より、回数変更によって事実上増額となった日銀の残存25年超の国債買いオペの結果も弱めだったことも影響した。先物も小幅安で、午後に黒田日銀総裁の答弁をやや材料視したような売りも一時見られた。

【メモ】
☆日銀定例買入オペ1年以下1500億円、1-3年4750億円、3-5年4750億円、25年超1000億円(定例オペ増額)。応札倍率は、それぞれ1.36、2.61、2.55、2.28倍。
☆国債買入(固定利回り方式,366~368回) 落札金額30億円 / 国債買入(固定利回り方式,356、357回) 落札金額0億円。
☆黒田日銀総裁発言(衆議院財務金融委員会 前原議員に対する答弁)
「今のイールドカーブコントロールを変えないといけないとは全く考えていない。あくまでも2%の物価安定目標が賃金の上昇を伴って持続的・安定的に達成されることが見通せるようになった時に当然、金融政策は修正変更されるべきだ」


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2022年11月1日)

債券相場は超長期債が下落。FOMCを前に大幅な利上げ継続への警戒感から米長期金利が上昇した流れを引き継いだほか、このところ相場の上昇が続いていた反動で売りが優勢だった。一方、先物は10年債入札が無難な結果だったことを受けて安心感から上昇した。イールドカーブは10年を軸にスティープ化した。

☆10年債入札(368回リオープン,CPN 0.2%)落札結果
最低落札価格99円52銭(0.2479%)、平均落札価格99円53銭(0.248%)、応札倍率5.24倍(前回5.55倍)。
(事前予想価格99円52銭)
☆国債買入(固定利回り方式,366~368回) 落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式,356、357回) 落札金額0億円


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
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JGBトレーディングフロア(2022年10月31日)

債券相場は超長期債が続伸。日銀が28日に発表した11月の国債買い入れオペ予定で超長期ゾーンのオペ回数を増やしたため、買い圧力が掛かった。一方、2日の米FOMCを控える中、先週の中心的な話題だった利上げペースの減速観測もここへきて後退し米長期金利が上昇したことや、国内においても明日10年国債入札控えていることで、先物や長期債の上値は抑えられた。

【メモ】
☆国債買入(固定利回り方式,366~368回) 落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式,356、357回) 落札金額0億円


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JGBトレーディングフロア(2022年10月28日)

債券相場は上昇。前日の米長期金利の低下に加えて、日銀が金融政策の据え置きを決定したことで買いが優勢だった。先物は決定会合の結果発表後の後場寄付き直後に下落に転じる場面があったが、短期間で持ち直した。政策の据え置きは大方の予想通りで、日銀の政策修正期待から売りポジションのあった一部海外投資家から買い戻しとみられる動きは前回会合後と同様だが、翌週にFOMCを控えておりその動きも限定的のようだ。

【メモ】
☆黒田日銀総裁会見要旨(出所:Bloomberg)
「現在の物価見通しは持続的で安定的な物価2%が展望できる状況にはない」
「今すぐ利上げ、出口が来るとは考えていない」
(最近の円安について)「急速かつ一方的だ。先行きの不確実性を高め企業の事業計画を困難にするなど、わが国経済にとってマイナスであり、望ましくない」
「YCC自体が円安をもたらすことはない」など。
☆11月の長期国債買い入れ額、残存期間10年超25年以下と25年超の月間の買い入れ回数を10月の月2回から月3回に。

【来週のスケジュール】
10/31
<国内予定>
小売売上高(9月) / 百貨店・スーパー売上高(9月) / 鉱工業生産(9月) / 消費者態度指数(10月) / 住宅着工件数(9月) / 外国為替平衡操作の実施状況
<国内決算>
小野薬(4528) / 第一三共(4568) / JT(2914) / コマツ(6301) / JR東日本(9020) / アステラ薬(4503) / 村田製(6981) / 東海旅客鉄道(9022) / レーザーテック(6920) / パナソニック(6752) / 京セラ(6971) / 関西電(9503) / ANAHD(9202) / 大ガス(9532)ほか
<海外予定>
【米国】*****
【欧州】ユーロ圏CPI(10月) /ユーロ圏GDP(3Q) / OPEC,2022年世界石油見通し(WOO)
【その他】米韓空軍合同訓練 / アブダビ国際石油展示会・会議(ADIPEC) / 中国製造業・非製造業PMI(10月)
<海外決算>
アフラック / NXPセミコンダクターズほか

11/1
<国内予定>
10年利付国債入札 / auじぶん銀行日本製造業PMI(10月) / 自動車販売台数(10月)
<国内決算>
三井物(8031) / TDK(6762) / ソニーG(6758) / 花王(4452) / 東電HD(9501) / JAL(9201) / トヨタ(7203) / 三菱重(7011) ほか
<海外予定>
【米国】米FOMC(2日まで) / 自動車販売(10月) / ISM製造業景況指数(10月) / 建設支出(9月) / 求人件数(9月) / S&Pグローバル米製造業PMI(10月)
【欧州】英中銀,保有国債売却開始
【その他】豪中銀,政策金利 / 中国財新製造業PMI指数(10月)
<海外決算>
BP / ファイザー / ウーバー / AIG / アドバンスト・マイクロ・デバイセズほか

11/2
<国内予定>日銀金融政策決定会合議事要旨(9月21・22日分) / マネタリーベース月末残高(10月) / 営業毎旬報告
<国内決算>
スバル(7270) / ミネベア(6479) / KDDI(9433) / コナミグループ(9766) / ZHLD(4689) / 野村HD(8604) / ヤマハ(7951) ほか
<海外予定>
【米国】米FOMC声明発表,会見 / ワールドビジネスフォーラム(WOBI)
【欧州】S&Pグローバル・ユーロ圏製造業PMI(10月) / 独失業率(10月)
【その他】*****
<海外決算>
グラクソ / イーベイ / クアルコムほか

11/3
<国内予定>
祝日(文化の日)
<海外予定>
【米国】貿易収支(9月) / 非農業部門労働生産性(3Q) / S&Pグローバル米サービス業・総合PMI(10月) / ISM非製造業総合景況指数(10月) / 米製造業受注(9月)
【欧州】ECB総裁,講演 / 英中銀,政策金利発表 / G7外相会議(,ドイツ・ミュンスター) / ユーロ圏失業率(9月)
【その他】中国財新サービス業・コンポジットPMI(10月)
<海外決算>
BNPパリバ / INGグループ / BMW / モデルナ / スターバックス / ペイパルほか

11/4
<国内予定>
国庫短期証券(3カ月)入札 / auじぶん銀行日本PMI(10月)
<国内決算>
伊藤忠(8001) / 住友商(8053) / ソフトバンク(9434) / 日本郵船(9101) / JFEホールディングス(5411)ほか
<海外予定>
【米国】米雇用統計(10月) / 米ボストン連銀総裁,講演
【欧州】ECB総裁,講演 / S&Pグローバル・ユーロ圏サービス業・総合PMI(10月) / ユーロ圏PPI(9月) / 独製造業受注(9月)
【その他】*****
<海外決算>
ソシエテ・ジェネラル


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JGBトレーディングフロア(2022年10月27日)

債券相場は上昇。カナダ銀行の予想より小幅な利上げなどを受けてFRBの利上げペース減速観測が強まり、米長期金利が一時4%割れまで低下したため、超長期債や先物を中心に買いが継続した。
この日の2年国債入札も順調に通過した。来週にFOMCを控える米国も利上げペースの鈍化が言われ始め、今晩のECB理事会でも先行きに対して景気に配慮した利上げペースが示唆されれば、世界的な利上げサイクルは終盤を迎え、日銀の政策修期待も後退するとの見方もあるようだ。

☆2年債入札(442回,CPN 0.005%)落札結果
最低落札価格100円06銭5厘(-0.027%)、平均落札価格100円07銭4厘(-0.031%)、応札倍率4.16倍(前回4.78倍)。
(事前予想価格100円05銭0厘)
☆国債買入(固定利回り方式,366~368回) 落札金額5764億円 / 国債買入(固定利回り方式,356、357回) 落札金額0億円


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