債券相場は超長期債を中心に下落。今晩発表のFOMC(0.75%の利上げ予想)を前に買い手控えムードが強く、売りが優勢だった。来週9日に30年入札を控える中、今月より、回数変更によって事実上増額となった日銀の残存25年超の国債買いオペの結果も弱めだったことも影響した。先物も小幅安で、午後に黒田日銀総裁の答弁をやや材料視したような売りも一時見られた。
【メモ】
☆日銀定例買入オペ1年以下1500億円、1-3年4750億円、3-5年4750億円、25年超1000億円(定例オペ増額)。応札倍率は、それぞれ1.36、2.61、2.55、2.28倍。
☆国債買入(固定利回り方式,366~368回) 落札金額30億円 / 国債買入(固定利回り方式,356、357回) 落札金額0億円。
☆黒田日銀総裁発言(衆議院財務金融委員会 前原議員に対する答弁)
「今のイールドカーブコントロールを変えないといけないとは全く考えていない。あくまでも2%の物価安定目標が賃金の上昇を伴って持続的・安定的に達成されることが見通せるようになった時に当然、金融政策は修正変更されるべきだ」