債券相場は上昇。カナダ銀行の予想より小幅な利上げなどを受けてFRBの利上げペース減速観測が強まり、米長期金利が一時4%割れまで低下したため、超長期債や先物を中心に買いが継続した。
この日の2年国債入札も順調に通過した。来週にFOMCを控える米国も利上げペースの鈍化が言われ始め、今晩のECB理事会でも先行きに対して景気に配慮した利上げペースが示唆されれば、世界的な利上げサイクルは終盤を迎え、日銀の政策修期待も後退するとの見方もあるようだ。
☆2年債入札(442回,CPN 0.005%)落札結果
最低落札価格100円06銭5厘(-0.027%)、平均落札価格100円07銭4厘(-0.031%)、応札倍率4.16倍(前回4.78倍)。
(事前予想価格100円05銭0厘)
☆国債買入(固定利回り方式,366~368回) 落札金額5764億円 / 国債買入(固定利回り方式,356、357回) 落札金額0億円