JGBトレーディングフロア(2020年7月1日)

債券市場では超長期債が大幅安し、1年4カ月ぶりの高水準をつけた。今月から補正予算に絡む国債の大幅増発が始まる中、日銀が前日に発表した7月のオペ方針で超長期債のオファーレンジを据え置いたことから、需給悪化懸念で売り圧力が強まり、イールドカーブはベアスティープニングした。また先物や長期債は、明日の10年債入札(新規発行)に対する警戒感もあったようだ。

【メモ】
☆本日の日銀買入オペは、1年以下1000憶円(200憶円増額)、3-5年3500憶円(300憶円増額)。応札倍率はそれぞれ3.49倍、2.57倍。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2020年6月30日)

債券相場は5年債以降の長い年限が下落した。夕方公表される7月の長期国債買い入れ月間予定を控え、超長期ゾーンの買い入れ増額が見送られるとの懸念や、来週の30年債入札を意識した売りが優勢となり、同ゾーンは昨年3月以来の高水準に達した。10年債や先物も、この動きにつられた形で軟調な展開。一方、この日に行われた2年債入札は順調な結果となった。

【メモ】
☆2年債入札(414回債リオープン,CPN0.1%)入札結果
最低落札価格100円46銭5厘(-0.131%)、平均落札価格100円47銭4厘(-0.136%)、応札倍率4.68倍(前回5.28倍)。(事前予想中央値100円45銭5厘)

☆日銀7月オペ方針
1年以下、1-3年、3-5年、5-10年のオファーレンジを拡大。
10-25、25年超、物価連動債、変動利付債は据え置き。


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JGBトレーディングフロア(2020年6月29日)

債券市場は先物が横ばい。前週末に米長期金利が低下した流れを引き継ぎ、買いが先行するも、日銀による7月の長期国債買い入れ方針の公表をあすに控え、次第に様子見姿勢が強まり、前日の水準に押し戻された。
また新発10年債も業者間取引(BB)では成立しなかった。この日の日銀買いオペでは、10-25年ゾーンの応札倍率がやや高めとなったが、スティープニングが顕著な10年超のゾーンについて日銀が引き続き、買いオペ額を据え置くことを警戒しているとの見方も。

【メモ】
☆本日の日銀買入オペは、1年以下800憶円、5-10年4000憶円、10-25年1200憶円(金額据え置き)。応札倍率はそれぞれ2.54倍、2.52倍、3.87倍。


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JGBトレーディングフロア(2020年6月26日)

債券市場は先物相場が小幅高。米長期金利上昇を受けて、朝方は売り先行で始まったのち、日銀が実施した中期債対象の国債買いオペがやや需給の良さを連想させる結果となり、切り返した。
半面、超長期債は、引き続き需給悪化への懸念から軟調に推移。ただオペ以外の手掛かり材料に欠け、現物債は総じて小幅なレンジでの動きとなった。

【メモ】
☆本日の日銀買入オペは、1-3年3400憶円、3-5年3200憶円(金額据え置き)。応札倍率はそれぞれ2.95倍、2.44倍。

【来週のスケジュール】
6/29
<国内予定>
日銀買いオペ(5-10年,10-25年) / 株主総会-日産自動車,シャープ / 小売売上高(5月)
<海外予定>
【米国】サンフランシスコ連銀総裁,パネル討論に参加 / ニューヨーク連銀総裁,IMF専務理事とのディスカッション / 中古住宅販売成約指数(5月)
【欧州】ユーロ圏景況感指数(6月) / ユーロ圏消費者信頼感指数(6月) / 独CPI(6月)

6/30
<国内予定>
2年債入札 / 株主総会-リクルートHD / 日銀,長期国債買い入れの月間予定(7月) / 完全失業率(5月) / 鉱工業生産(5月) / 自動車生産台数(4月) / 住宅着工戸数(5月)
<海外予定>
【米国】米財務長官とFRB議長が下院金融委員会で証言 / ニューヨーク連銀総裁講演(オンライン)/ 米主要20都市住宅価格指数(4月) / 米消費者信頼感指数(6月)
【欧州】ユーロ圏CPI(6月) / 英GDP (1Q)
【その他】中国製造業PMI (6月) / 中国非製造業PMI (6月)

7/1
<国内予定>
日銀短観 / 自動車販売台数(6月) / 消費者態度指数(6月) / 東京DL営業再開
<海外予定>
【米国】FOMC議事要旨 (6月9,10日開催分) / シカゴ連銀総裁,オンラインフォーラム開催 /米自動車販売(6月) / ISM製造業景況指数(6月) / 米建設支出(5月) / 米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)発効
【欧州】ドイツが欧州連合(EU)議長国に就任 /ユーロ圏製造業PMI(6月) / 独失業率(6月)
【その他】ロシア,憲法改正問う国民投票 /香港休場(返還記念日) / 中国財新製造業PMI (6月)

7/2
<国内予定>
10年債入札 / マネタリーベース月末残高 (6月) / 営業毎旬報告(6月30日現在)
<海外予定>
【米国】米債券市場,短縮取引 / 雇用統計(6月) / 貿易収支(5月) / 製造業受注(5月)
【欧州】ユーロ圏PPI (5月) / ユーロ圏失業率(5月)

7/3
<国内予定>
国庫短期証券(3カ月)入札 / 日銀,社債買い入れオペ(1-3年) / 日銀の需給ギャップ,潜在成長率
<海外予定>
【米国】米市場休場(独立記念日の振替え休日)
【欧州】ユーロ圏総合PMI (6月) / ユーロ圏サービス業PMI (6月)
【その他】中国財新サービス業PMI(6月) / 中国財新コンポジットPMI(6月)

7/5
<国内予定>
東京都知事選,投開票


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ウィークリーレポート(2020年6月26日)

6月第4週の株式市場は、日経平均+0.15%と前週比小幅な動きにとどまりましが、 NYダウは金曜夜に▲730ドルの下落となり、週間で▲3.31%と反落となりました。
6/24(水)には IMFは今年の世界GDPを4.9%のマイナス成長になると下方修正し、また、米国はEU、英国からの輸入品31億ドル相当に新たな関税を賦課する方向で検討している事が報じられ、株安となった一方、翌、6/25(木)にはボルカー・ルールの緩和承認に反応して金融株中心に反発、総じて、マクロ環境は最悪ながら金融政策は追い風という中で株価は膠着状態となっています。

週明けは6月最終日があり四半期末の特殊なフローに警戒が必要です。また、週後半から7月になりますが、7/8には【1321】日経225ETFの年の決算で年に1度の分配金が確定します。週明け以降、分配金の捻出売り懸念が報じられるかもしれませんが、その後下げ幅を戻す展開が多いため、押し目でのETF買いがよさそうです。
当社では403円を予想しており、7月限ATMコール(7/9最終日)と組み合わせた短期カバードコールに妙味がありそうです。


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