ウィークリーレポート(2018年8月17日)

8月第3週は、8/16(木)日本時間に中国商務次官の訪米予定が伝わり、中断していた貿易協議の進展期待からリスク回避の巻戻しとなり、日経平均▲0.12%とやや下落となりました

一方、先週末から騒がれたトルコリラの暴落については、リラの下落こそ止まったものの、BBVA、ウニクレディット、BNPパリバなどトルコリラ安に伴い懸念された銀行株は依然として年初来安値の水準にあり、トルコリラショックが去ったとは言えない状況です。

8/23(木)には対中国関税第2弾が発動します。7/6に第一弾の関税を発動した際には、悪材料出尽くしから、7/6~7/18の8営業日で1400円高となりました。今回も同じパターンでしたら再度23,000円を試す展開となりそうですが、すでに8/16の貿易協議再開で株価上昇のスタートを切った感があり、8/23の関税発動までに上昇というケースも想定しておきたいところです。

今週の日本市場では、銀行や保険セクターの反発が目に着きました。JGB先物は8/2以来上昇しており(金利は下がっており)、金融セクターへの逆風の中での上昇ですので、あくまで買戻しの動きではないかと思われます。

~8/24の週は貿易協議の進展期待などで引き続き反発が期待されますが、米中貿易摩擦の抜本的な解決期待というよりはあくまでショートカバー主体の上昇となりそうです。


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