今週の株式市場
日本株は横ばいの展開となり、TOPIX指数は前週末比‐0.02%の1596.99ポイント、日経平均株価は‐0.09%の19,452円で取引を終えました。週末にジャクソンホールで行われる中央銀行コンファレンスを前に、投資家は積極的に動きにくい環境でした。
米国ではトランプ大統領が「メキシコとの壁を建設するための資金を予算に入れる。そのためには政府機関の閉鎖も厭わない」との旨の発言を行ったことから、9月中に予算が作成できるのかに疑問符がつき、不安定な相場となりました。また、債務上限の引き上げも行わなければなりません。
セクター別では値上がり15、値下がりが18、上昇率上位は鉱業、非鉄金属、繊維、下落率上位は証券・商品、水産・農林、鉄鋼でした。スタイルインデックスは小型株が強く、大型が弱い展開となりました。
今後の見通し
トランプ大統領が1ヵ月で重要法案を二つも通すことが出来るのか?市場の注目が集まりつつあります。債務上限の引き上げが9月中に行えない場合、米国債の格付けを引き下げると格付け会社のフィッチが今週発表しました。そのため、9月の金融市場は荒れ気味の展開になりそうです。これ以外にもFOMCで資産購入の縮小が行われる見通しであり、注意が必要かもしれません。
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