イエレン議長がそれほどタカ派でなく株価は上昇(2017年7月3週)

株式市場概況

 米国の非農業部門雇用者数は22.2万人増と予想を上回る値となり、米国の労働市場の堅調を示す内容となり、イエレンFRB議長の議会証言は市場が見ているほどタカ派的なものでなく、両方共の材料が株価を後押しする材料となりました。TOPIX指数は前週末比+1.15%の1625.48ポイント、日経平均株価は+0.95%の20,118円となりました。
 日経平均の伸び悩みは、寄与度トップのファーストリテイリングが13日に決算を発表しましたが、国内ユニクロ事業の伸び悩みから翌14日の取引で4.6%下げたことや、米国の金利の低下により、為替が若干ドル安に推移したことが要因となりました。
 スタイルインデックスは値上がりが26、値下がりが7、上昇率上位は空運、金属製品、電気機器、下落率上位は銀行、その他金融、石油石炭でした。スタイルインデックスではミッド400、TOPIXスモール、TOPIXグロースが強く、REITが大幅安となりました。

今後の見通し

 今後は企業の決算発表に注目が向かいます。米国の銀行の決算は4月~6月は金利が低下していたため良い数値が出そうですが、足元、金利が上昇しトレーディングからの収入が低迷しており、見通しはあまり期待できないものとなりそうです。期待されるのはハイテク関連となるでしょう。
 日本企業の決算は現在までに発表されたものは良いものが多く、今後も期待が持てそうです。投資信託などの利食いが目立っているようですが、それが終われば、一段高も期待できそうです。



本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本 資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社 金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です