株式市場概況
週末の米国株は上昇したものの、東京都議会選挙で自民党が惨敗を喫したため、若干売られる展開も懸念された日本株でしたが、特に大きな売りが出ることもなく、TOPIX指数は前日比+0.16%の1614ポイント、日経平均株価は+0.11%の20,055円で取引を終えました。
セクター別では値上がりが21、値下がりが12、上昇率上位は鉄鋼、繊維、石油・石炭、下落率上位はその他製品、金属製品、パルプ・紙でした。スタイルインデックスでは東証2部、TOPIXスモール、TOPIXバリューと小型が強く、REITが唯一の下落となりました。
ドル円も朝方は112円20銭と金曜日のニューヨークの引け値112円40銭から売られてスタートし、すぐに112円を割り込む場面がありましたが、一気に戻し現在は112円50銭と、金曜の米国の引け値よりも若干円安ドル高となっており、都議会選挙の結果は材料視されていないようです。
今朝発表された日銀短観(2Q)は大企業製造の現状DIが17、予測DIが15、大企業非製造業の現状DIが23、予測DIが18、設備投資が8%と良好な値となりました。今年度の想定為替レートは108円31銭(前回108円43銭)と現水準よりもかなり割高に設定されています。
資金を多く動かしている米国勢が7月4日の建国記念日で休暇を取っている可能性があり、今週いっぱいは急激な相場の変動に気を付けたいところではあります。
マザーズ市場概況
マザーズ指数は前日比0.45ポイントの1182.19ポイントと上昇して一日の取引を終えました。マザーズ市場の上昇銘柄数は150(63.6%)、下落銘柄数は78(33.1%)、変わらずは8(3.4%)、売買代金は前日比-162億円の1255億円と前日比で減少しました。
上昇寄与度上位銘柄はサンバイオ(4592、前日比201、終値1,604)、サイバーステップ(3810、前日比1,000、終値7,350)、ASJ(2351、前日比502、終値3,095)、下落寄与度上位銘柄はそーせいグループ(4565、前日比-280、終値12,070)、リミックスポイント(3825、前日比-115、終値1,425)、アンジェス(4563、前日比-30、終値750)となりました。売買代金上位銘柄はプレシジョン・システム・サイエンス(7707、前日比-57、終値912)、ASJ、リミックスポイントでした。
マザーズ先物は前日比7ポイントの1163ポイントで一日の取引を終えました。出来高は369枚でした。
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