欧米中が休場で日本も小動きに(2017年5月29日)


株式市場概況

 本日は朝から北朝鮮がミサイルを発射したため、朝方は売り優勢でしたが安値圏からは戻し前日比でほぼ変わらずの水準で引けました。TOPIX指数は前日比+0.05%の1570.21ポイント、日経平均株価は‐0.02%の19,682円で取引を終えました。本日は中国や欧州、米国が休場であるため積極的な商いは控えられました。
 週末の米国市場では1QのGDPの2次速報は1次の0.7%から1.2%に引き上げられました。引き上げ要因は個人消費の増加でした。米国経済の堅調さは株式市場の下支えとなっています。
 セクター別では値上がりが15、値下がりが18、上昇が大きかったのはその他製品、食料品、小売り、下落が大きかったのは鉄鋼、海運、鉱業でした。鉄鋼価格の低迷から商品関連の弱さが目立ちました。スタイルインデックスは+0.23%~‐0.32%のレンジとあまり動きが見られませんでした。

一方で、先週でトランプ大統領の外遊日程が終了、ロシア疑惑に関しての調査が再開されそうです。クシュナー大統領上級顧問にも調査の手は伸びているようで、今後市場がリスクとして重視し始めるかもしれません。東証1部の騰落レシオは140と依然として高く、上値を目指すよりは、下値を注意した方が良い局面にあるといえるかも知れません。

マザーズ市場概況

 マザーズ指数は前日比2.56ポイントの1097.01ポイントと上昇して一日の取引を終えました。マザーズ市場の上昇銘柄数は105(44.7%)、下落銘柄数は114(48.5%)、変わらずは16(6.8%)、売買代金は前日比-97億円の1038億円と前日比で減少しました。
上昇寄与度上位銘柄はそーせいグループ(4565、前日比250、終値11,460)、リミックスポイント(3825、前日比100、終値643)、Gunosy(6047、前日比94、終値2,248)、下落寄与度上位銘柄はCYBERDYNE(7779、前日比-30、終値1,505)、ソレイジア・ファーマ(4597、前日比-61、終値509)、ジーエヌアイグループ(2160、前日比-12、終値406)となりました。売買代金上位銘柄はリミックスポイント、ドリコム(3793、前日比12、終値2,085)、インフォテリア(3853、前日比131、終値969)でした。

マザーズ先物は前日比5ポイントの1092ポイントで一日の取引を終えました。出来高は164枚でした。



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