小動きな一日(2017年5月23日)

株式市場概況
 日本の株式市場の寄付き前に英国のコンサート会場で爆発があり、19人死亡・50人負傷という痛ましい事件がありました。テロの可能性もあるようで、投資家はリスクを減らすよう動いたため、前日の米国株は上昇したものの日本株は下落し、TOPIX指数は前日比‐0.16%の1,565ポイント、日経平均株価は‐0.33%の19,613円で取引を終えました。一方で地政学的リスクの影響を大きく受けない小型株は小幅に上昇しています。
 ドル円もリスクオフの動きから110円台に乗せる場面が多くなり、輸出関連株の売りを誘いました。
 セクター別では値上がりが12、値下がりが21、上昇率が大きかったのは水産・農林、その他金融、その他製品となり、下落が大きかったのは石油・石炭、空運、保険でした。スタイルインデックスではマザーズ指数、TOPIXスモール、REIT指数の上昇する一方で、TOPIXラージ70、TOPIXバリュー、日経平均株価の下落が大きくなりました。

 経済指標では日経製造業PMI(5月)が52(前月52.7)、全産業活動指数(5月、前月比)は‐0.6%(前月+0.7%)、とこの二つは弱くなりました。一方でスーパーマーケット売上高(4月・前年比)は+0.6%(前月‐1.8%)、全国百貨店売上高(同)は+0.7%(前月‐0.9%)と改善を見せました。

マザーズ市場概況
 マザーズ指数は前日比4.17ポイントの1077.88ポイントと上昇して一日の取引を終えました。マザーズ市場の上昇銘柄数は115(48.9%)、下落銘柄数は111(47.2%)、変わらずは9(3.8%)、売買代金は前日比97億円の995億円と前日比で増加しました。
上昇寄与度上位銘柄はリミックスポイント(3825、前日比80、終値395)、ベイカレント・コンサルティング(6532、前日比129、終値1,762)、ミクシィ(2121、前日比30、終値6,880)、下落寄与度上位銘柄はドリコム(3793、前日比-94、終値1,777)、そーせいグループ(4565、前日比-60、終値10,940)、Gunosy(6047、前日比-44、終値2,090)となりました。売買代金上位銘柄はリミックスポイント、中村超硬(6166、前日比245、終値2,173)、ソレイジア・ファーマ(4597、前日比13、終値620)でした。

マザーズ先物は前日比3ポイントの1066ポイントで一日の取引を終えました。出来高は122枚でした。



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