円高ドル安の動きから売り継続(2017年2月7日)

株式市場概況

TOPIX指数は前日比-4.27ポイント(-0.28%)の1516.15ポイントで取引を終えました。米国時間帯に金利低下からドル安の動きが継続したため、ドル円が1ドル=111円中盤から後半で推移したため、寄付きから日本株は売り優勢の展開となりました。SQ週は火曜日まで弱含むというアノマリーがありますが、今回は明日、水曜日に反転できるのか注目です。

業種別では水産農林、空運、不動産が強く、その他製品、鉱業、輸送用機器が下げました。スタイルインデックスは全て下落となりました。小型が相対的に弱くなっています。


個別ではトヨタ(7203、前日比、終値6,346円)が、前日、上方修正を発表したものの下落しました。営業利益を1.85兆円に上方修正したものの、2.05兆円だった市場予想値に届かずに売られました。前日、営業利益予想を254億円から307億円に引き上げたディスコ(6146、前日比+1,920円、終値16,220円)と大幅上昇となり、本日のザラバ中に、営業利益見通しを1,450億円から1,530億円に引き上げた旭化成(3407、前日比22.5円、終値1,052円)と上昇しました。

 

本日引け後の決算では明治ホールディングス(2269)が営業利益をこれまでの見通しから+3.7%、創業100周年記念配当を20円上乗せし、期末の配当を45円から65円に引き上げることを発表しました。NTTデータ(9613)の3Qの進捗は売上高は予想程度ですが、営業利益では高くなっていました。バンダイナムコ(7832)は売上高、利益ともにかなり良い値となっており、明日以降の展開が注目されます。

 

マザーズ市場概況

マザーズ指数は前日比-2.24ポイントの997.46と小幅安となりました。上昇銘柄数は87、下落銘柄数は130、変わらずは11、売買代金は824億円と前日比で50億円ほど増加しましたが、依然低い水準となっています。

下落寄与度上位銘柄はミクシィ、Gunosy、ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ、上昇寄与度上位銘柄はそーせい、TOKYO BASE、ドリコム、売買代金上位はそーせい、リネットジャパン、アクセルマークとなりました。

マザーズ指数先物の売買枚数は136枚、終値は前日比-3ポイントの996ポイントとなりました。



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