債券相場は長期債を中心に下落。前日の米長期金利の上昇や、また為替相場が引き続き円安に振れたことが売りにつながった。この日の5年債入札を控えて、楽観的な見方から午前の取引で先物で買いが先行したが、結果的に中期債利回りの水準が低下したことで、やや低調な落札結果となり、その後の相場の重しとなった。朝方4-6月のGDPは、予想を上回る大幅なプラスとなったが、影響は限定的だった。
【メモ】
☆4-6月期GDP速報値、前期比1.5%増、年率換算6.0%増(季調済)。年率寄与度、外需+7.2pt、内需マイナス1.2pt。
☆5年債入札(160回,CPN0.2%)落札結果
最低落札価格100円02銭(0.195%)、平均落札価格100円05銭(0.189%)、応札倍率3.35倍(前回4.68倍)
(事前予想価格100円03銭)
☆国債買入(固定利回り方式,369~371回1.00%)落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式,360回1.00%)落札金額0億円。