債券相場は先物を中心に大幅上昇。長期金利指標である新発10年債利回りは日銀の許容幅上限0.5%を大きく下回り、一時は昨年12月の許容幅限拡大前の上限0.25%も割り込んだ。
前週末の日銀MPMで金融政策の現状維持を決めたことで買い戻し圧力が強まる中、シリコンバレー銀行など複数の米国の銀行破綻を受けて金融不安が続き、利上げ停止観測で米国金利が急低下したことから買いが勢いづいた形。
ただ、この日の5年国債入札が弱めの結果にったことや今晩の米CPI発表を控えて終盤にかけて伸び悩んだ。
【メモ】
☆5年債入札(156回,CPN0.2%)落札結果最低落札価格100円32銭(0.132%)、平均落札価格100円37銭(0.121%)、応札倍率3.26倍(前回3.98倍)。(事前予想価格100円35銭)
☆国債買入(固定利回り方式,367~369回0.50%) 落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式 358回0.50%) 落札金額0億円