債券市場は、新発10年国債利回りが0.49%に上昇し、日本銀行の許容上限0.5%に接近した。欧米長期金利の上昇や、日銀のYCC修正観測を背景に、2月2日の10年国債入札に向けて売り圧力がかかった。日銀は2回目となる5年物の共通担保資金供給オペを実施したが、オペの結果発表後は先物中心に下げ幅を拡大した。
また、この日の国債補完供給オペで7年CTDの358回債のオファー額が、これまでの水準から2割超減ったことから、市場では、減額措置によってやや需給ひっ迫が改善されたとの見方もあった。
【メモ】
☆2年債入札(445回,CPN0.005%)落札結果最低落札価格100円02銭5厘(-0.007%)、平均落札価格100円2銭9厘(-0.009%)、応札倍率3.73倍(前回3.79倍)。(事前予想価格100円01銭)☆国債買入(固定利回り方式,367~369回0.50%) 落札金額423億円 / 国債買入(固定利回り方式 358回0.50%) 落札金額0億円。