債券相場は超長期債が下落。米長期金利の上昇に加え、引き続き日銀の政策修正観測が強く意識された。この日、日銀は10年カレント債を対象にした指し値オペに加え、中期債の指し値オペと臨時の国債買い入れを通知したことが中長期ゾーンの下支えになったが、オペ対象でない超長期債は売りが優勢だった。先物は、オペ通知直後に高値を付けた後、先回りした買い方の反対売買などで一気に安値を付けるなど、流動性の低下がやや目立つ。
【メモ】
☆日銀買入オペ 1-3年1000億円、3-5年1000億円、5-10年3000億円(臨時オペ)。応札倍率は、それぞれ5.11、3.34、4.43、倍。
☆国債買入(固定利回り方式,366~368回0.5%) 落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式,357、358回0.5%) 落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式,2年443回0.03%) 落札金額375億円 / 国債買入(固定利回り方式,5年154回0.24%) 落札金額1208億円。