株式市場概況
TOPIX指数は前日比‐5.29ポイント(‐0.36%)の1477.98ポイントで取引を終えました。今晩発表される米国の雇用統計と、4日に行われるイタリアの国民投票を前に利食い売りが目立つ展開となりました。また、iPhoneの売上が悪いことからハイテク関連銘柄が売られました。一方、米国の規制緩和期待や金利上昇を要因に金融関連が買われました。
セクター別では銀行、証券・商品、海運の上昇が大きく、食料品、その他製品、ゴムなどの下落幅が大きくなりました。スタイルインデックスは銀行株の上昇の影響からTOPIXバリューのみが上昇となる一方で、マザーズ指数、TOPIXグロースの下落が目立ちました。
また本日、衆院内閣委員会でIR法案が可決され、6日に開かれる衆院本会議でも可決される見通しで、14日までの今国会の期間中に成立するかが注目されます。関連株は可決の報道に一旦大きく上振れましたが、その後は利食いの動きも目立ち上げ幅を縮小しました。
来週は5日に黒田日銀総裁のフォーラムでの講演、中国の深センと香港の取引所接続の開始、ユーロ圏財務省会合、6日はEU財務省理事会、8日は中国の貿易統計、ECB理事会後にドラギ総裁の会見があります。また4日に行われるイタリアの国民投票の結果が5日に分かるため、注目されます。
マザーズ市場概況
マザーズ指数は前日比-12.96ポイントの907.02ポイントと下落して一日の取引を終えました。マザーズ市場の上昇銘柄数は37(16.8%)、下落銘柄数は164(74.5%)、変わらずは19(8.6%)、騰落レシオ(25日)は85.27、売買代金は前日比-234億円の1033億円となりました。
下落寄与度上位銘柄はそーせいグループ(前日比-420円、終値14200円)、ミクシィ(前日比-75円、終値3840円)、CYBERDYNE(前日比-17円、終値1473円)となり、上昇寄与度上位銘柄はオンコリスバイオファーマ(前日比300円、終値1391円)、モブキャスト(前日比192円、終値1266円)、イグニス(前日比920円、終値10040円)、売買代金上位はモブキャスト、メタップス(前日比-325円、終値2760円)、そーせいグループとなりました。
マザーズ先物は前日比-10.5ポイントの906ポイントで一日の取引を終えました。出来高は253枚でした。
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