債券相場は上昇、長期金利は0.2%を割り込んだ。前週末に米長期金利が大幅低下したことを受けて買い戻し圧力が強まった。
特に先月までカレント債として海外投資家を中心に売りが伝えられていた10年366回債は、一時利回り0.10%を下回り、発行が前後する365回債(0.170%)、367回債(0.198%)との乖離が広がった。その後、午後に入って、この水準での高値警戒感も台頭し、先物は上げ幅を縮める展開となったが、この日の日銀買いオペでも5-10年ゾーンの応札倍率の低下が目立ち、長期債の需給の引き締まりがまだ続くとの見方。
【メモ】
☆本日の日銀買入オペは、1-3年4750億円、3-5年4750億円、5-10年5000億円、10-25年1250億円。(事前通告通り)。応札倍率はそれぞれ2.66、2.86、1.52、4.85倍。
☆国債買入(固定利回り方式,365~367回) 落札金額0円 / 国債買入(固定利回り方式,356回) 落札金額0億円。