5月の第2週の株式市場は、日経平均▲2.13%、NYダウは7週連続の下落となる▲2.14%、ユーロストックス50も6週ぶりの反発で+2.05%となりました。
株安の流れは止まらず、先週の当レポートで目途としたS&P500の4000ptをあっさり割り込みましたが、株式市場以外では、米国長期金利が6週ぶりに24bp低下の2.88%と反落、ドル円為替レートも5/10の高値131円34銭から5/12安値127円55銭まで急反落となっています。また、ボラティリティインデックスは5/9月曜日をピークにVIX、VSTOXX、日経VIともに下落となっており、これまでのトレンドから逆流する動きが出ています。
金利・為替市場のアンワインド具合から週明けは株式市場でもリバウンド局面が期待され、日経平均25日線26806円、200日線27997円あたりが戻りの目途となりそうです。
ただし、CLO指数、BDCインデックスはコロナショック以来の下落率となっており、また、ハイイールド債のスプレッドも拡大が落ち着いておらず、リセッション警戒モードは緩和していませんのでリバウンド後の再下落に警戒が必要です。