株式市場概況
TOPIX指数は前日比+18.67ポイント(1.33%)の1421.65ポイントで取引を終えました。上昇銘柄数は1580、下落銘柄数は308、変わらずは86でした。売買代金概算は2兆8,561億円と再び3兆円に接近し、市場の活況が続いています。
セクター別では銀行、鉱業、倉庫・運輸の上昇が大きく、下落は不動産のみとなりました。銀行株は依然として上昇が大きくなっています。
銀行株は日銀のマイナス金利導入とともに大きく下落し、投信などでも保有が避けられる銘柄となっていましたが、足元、日本でも金利が上昇してきており(本日は10年金利が0.04%まで上昇。7月末には‐0.29%でした)、収益も改善が見込め、投資信託なども銀行株を持たざるリスクが発生しているため、出来高を伴って連日上昇しています。一方で不動産は金利上昇の悪影響が懸念され、唯一の下落セクターとなりました。スタイルインデックスでも、REIT指数のみが下落し、金利上昇により若干の不動産離れが目立ちます。
マザーズ市場概況
マザーズ指数は前日比20.94ポイントの907.15ポイントと上昇して一日の取引を終えました。マザーズ市場の上昇銘柄数は175(78.5%)、下落銘柄数は42(18.8%)、変わらずは6(2.7%)、騰落レシオ(25日)は88.40、売買代金は前日比56億円増加の878億円となりました。
上昇寄与度上位銘柄はミクシィ(前日比175円、終値3780円)、CYBERDYNE(前日比46円、終値1521円)、モルフォ(前日比415円、終値4580円)となり、下落寄与度上位銘柄はそーせいグループ(前日比-230円、終値15010円)、アカツキ(前日比-60円、終値2504円)、ブランジスタ(前日比-49円、終値2019円)、売買代金上位はそーせいグループ、イグニス(前日比560円、終値7050円)、メタップス(前日比73円、終値2393円)となりました。
モルフォは昨日平成28年10月期の通期予想の下方修正を発表、営業利益は‐13.7%、当期利益は‐21.3%としました。修正理由は売上高の減少と円高が挙げられました。この決算を受け、悪材料出尽くしとなったことから、モルフォの上昇は大きくなりました。アカツキ、ブランジスタは前週末発表した決算が悪かったことで、2日連続で下落寄与度上位銘柄となりました。
マザーズ先物は前日比18.5ポイントの900.5ポイントで一日の取引を終えました。出来高は498枚でした。
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