大型株に出遅れた小型株が上昇を見せる(2016年11月15日)

20161115

株式市場概況

TOPIX指数は前日比+2.98ポイント(+0.21%)の1402.98ポイントと4日連続の上昇となりました。上昇銘柄数は805、下落銘柄数は1031と下落銘柄の方が多くなり、売買代金は前日から微減の2兆5,886億円となりました。

上昇セクターは銀行、倉庫・運輸、医薬品、下落セクターはパルプ・紙、海運、陸運となりました。銀行の上昇は連日の米国での銀行物色の他、昨日発表された決算で3メガバングの決算で7-9月期が特殊要因とはいえ、5%増益となったことや、三菱UFJが自社株買いを発表したことなどが材料となりました。パルプ・紙は前日決算発表した北越紀州製紙(3865)が通期見通しの下方修正により前日比-53円の594円まで売られたことの影響から下げ幅が大きくなりました。

債券市場では金利の上昇が継続し、10年金利は+0.006%と約2か月ぶりにプラス圏に浮上しました。

経済指標

本日は首都圏マンション販売が発表され、前年同期比‐0.6%、前月比で‐15.2%、契約率は61.6%と低調となりました。単価は上昇傾向が継続しました。

マザーズ市場概況

マザーズ指数は前日比15.92ポイントの886.21ポイントと上昇して一日の取引を終えました。マザーズ市場の上昇銘柄数は103(46.2%)、下落銘柄数は114(51.1%)、変わらずは6(2.7%)、騰落レシオ(25日)は83.50、売買代金は前日比338億円の822億円となりました。

上昇寄与度上位銘柄はそーせいグループ(前日比940円、終値15240円)、CYBERDYNE(前日比73円、終値1475円)、ミクシィ(前日比45円、終値3605円)となり、下落寄与度上位銘柄はアカツキ(前日比-346円、終値2564円)、ブランジスタ(前日比-282円、終値2068円)、ストライク(前日比-1220円、終値15470円)、売買代金上位はそーせいグループ、メタップス(前日比109円、終値2320円)、CYBERDYNEとなりました。

そーせい、CYBERDYNEは、前日の決算内容は今一つでしたが、織り込み済みで大きく反発しました。アカツキは昨日の決算発表で通期利益予想のレンジを引き下げたため、大幅安、ブランジスタは前日引け後本決算を発表し、今期見通しで純損失を見込むことを発表したため、売られました。

マザーズ先物は前日比25.5ポイントの882ポイントで一日の取引を終えました。出来高は373枚でした。

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