明日のJR九州の新規上場を控え、株式市場は小動きに(2016年10月24日)

20161024

株式市場概況

TOPIXは前日比+2.32ポイント(+0.17%)の1367.61ポイントで一日の取引を終えました。寄り後はじりじり下げましたが、後場は買い優勢となりました。東証一部の売買代金は日本企業の決算発表や米大統領選を前に、1兆5,658億円と5月末以来の低水準となりました。

セクター別では水産・農林、倉庫・運輸、ガラス・土石の上昇率が大きく、一方、その他製品、鉱業、精密機器が下落率上位となりました。任天堂(7974、前日比-1,215円、終値23,970円)の新型ゲーム機や、業績報道が投資家の期待に沿えなかったことから弱含んだことから、その他製品は弱含みました。鉱業は、イラクのルアイビ石油相がOPECの減産から同国を除外すべきと言及し、原油価格が下落したことから弱含みました。

個別株では上方修正を発表した大成建設(1801、前日比+14円、終値758円)と上昇、21日に上半期の経常利益が従来予想を50%上回ったことを発表した北国銀行(8363、前日比+11円、終値347円)も強含みました。

マザーズ市場概況

マザーズ指数は前日比-3.68ポイントの949.65ポイントと4日連続で下落しました。上昇銘柄数は102(47%)、下落銘柄数は102(47%)、変わらずは12(6%)、売買代金概算は前日比-260億円の857億円、騰落レシオ(25日)は101.8となりました。

指数の下落をけん引したのはそーせい(4565、前日比-180円、終値16,570円)、ミクシィ(2121、前日比-50円、終値3,710円)、モブキャスト(3664、前日比-110円、終値890円)、上昇に寄与したのは上昇に寄与したのはCYBERDYNE(7779、前日比+11円、終値1,604円)、ジーンテクノ(4584、前日比+260円、終値1,720円)、ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ(6090、前日比+300、終値1,329円)、売買代金上位はメタップス(6172、前日比-106円、終値2,621円)、そーせい、Jストリーム(4308、前日比-40円、終値485円)でした。

足元堅調だったモブキャストやメタップス、Jストリームなどは特に材料がない中、大きく下落しました。ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズは、アメリカ国立老化研究所とアルツハイマーのバイオマーカーの探索プロジェクトを開始すると発表し、ストップ高しました。ジーンテクノはみずほ証券が新規で「買い」、目標株価2,440円で格付けを始めたことが好感され、上げ幅を広げました。

マザーズ先物概況

マザーズ先物は前日比-3.5ポイントの945.5ポイントで取引を終えました。出来高は57枚、前日時点の建玉は3,706枚となりました。

 

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