寄付きは強かったものの、14時過ぎに鳥取で震度6弱の地震があり、引けにかけて調整する(2016年10月21日)

20161021

株式市場概況

TOPIXは前日比-5.51ポイント(-0.4%)の1365.29ポイントで取引を終えました。午前中は堅調に推移していたものの、14時過ぎに鳥取で震度6弱の大きな地震が発生したことから、地震の影響を懸念から売り優勢の展開となり、引けにかけて弱含みました。

セクター別では空運、鉱業、不動産が上昇し、その他製品、情報・通信、建設などが下落しました。

個別では、昨日、新端末への期待から買われた任天堂(7974)が、新端末の映像を深夜に公開しましたが、ほぼ予想通りの形でサプライズはなく、昨日の上昇分を全て打ち消し、ここのところ支持帯となっていた25,300円を割り込んで取引を終えました(前日比-1,765円、終値25,185円)。独SGLグループから黒鉛電極事業を取得すると発表した昭和電工(4004)は、長期的に良い買収だと評価され株価が上昇しました(前日比+43円、終値1,345円)。タカラバイオ(4974)は上方修正を発表し強い展開となりました(前日比+25円、終値1,524円)。

マザーズ市場概況

マザーズ指数は前日比-2.48ポイントの953.33ポイントで取引を終えました。上昇銘柄数は73(34%)、下落銘柄数は132(61%)、変わらずは11(5%)、騰落レシオ(25日)は95.8、売買代金概算は前日比224億円増加の1,117億円でした。

指数の下落に影響が大きかったのはCYBERDYNE(7779、前日比-36円、終値1,593円)、ジャパンインベストメントアドバイザー(7172、前日比-205円、終値3,315円)、ジグソー(3914、前日比-80円、終値6,570円)、上げに寄与したのはそーせい(4565、前日比+160円、終値16,750円)、フィックスターズ(3687、前日比+309円、終値3,280円)、メタップス(6172、前日比+216円、終値2,727円)、売買代金上位はメタップス、そーせい、ストライク(6196、前日比+780円、終値12,280円)となりました。

そーせいは野村証券が投資判断を「買い」としたことが伝わり、大きく上げて取引を開始しましたが、上昇を継続することはできませんでした。フィックスターズは、IoT用途向けウェブサービスのベータ版を運用開始というニュースを材料に上げが大きくなりました。

前週末比でマザーズ指数は15.73ポイント上昇しました。今週は売買代金概算が1,000億円になる日が2日ありました。ここのところ抵抗帯となっている960ポイントを前に、足踏み状態になっていますが、10月25日のJR九州の上場がうまく行けば、売買代金の増加を伴って指数は抵抗帯を上抜ける可能性もあるでしょう。

マザーズ先物概況

マザーズ先物は前日比-0.5ポイントの949ポイントで一日の取引を終えました。出来高は107枚、前日時点の建玉は3,700枚となりました。

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