2月第1週の株式市場は、NYダウ+3.89%、日経平均+4.03%と大幅反発となりました。
米国ネット証券の過熱銘柄取引規制によりGME株などのスクイーズは一息となり、ヘッジファンドのアンワインドとみられるフローも終了、マーケットは急速な反発となりました。
改めて昨年の暴落からの株価の推移をみると、NYダウはリーマンショック後の大底からの軌跡をたどっています。一方、NASDAQはリーマンショックよりも‘98年のLTCM破綻後の株価回復軌道に近く、同ファンドの破綻後FRBは緊急利下げを実施し、そのことが2000年のITバブルへとつながりました。
GME株などの乱舞をバブルとしてとらえる報道もありますが、2000年ITバブルと照らし合わせると、NASDAQ指数のレベルはまだバブルの入り口で、この後10000pt以上の上昇となります。
さすがに今後このままバブルになるか否か予測することはできませんが、リーマンショック後のNYダウの軌跡を見ても今後は、32500ドルまでの上昇トレンドとなりますので、引き続き強気の見方を維持したいです。
足元の業績では、ソニーの過去最高益など第3四半期決算で最高益を更新する銘柄も出てきており、昨年当ブログで紹介した「いいとこどり」日経EPSは1747円まで上昇、日経平均の想定レンジは28142円~31753円となっています。
2/11が建国記念日で祝日/休場となるため、日経オプションは水曜日が最終取引日、2日後の金曜日がSQと変則的な取引となりますので、オプション絡みの意外高もあるかもしれません。