ウィークリーレポート(2020年7月3日)

7月第1週の株式市場はNYダウが+3.25%と反発したのに対して、日経平均は▲0.91%と小幅安に留まりました。7月上旬に決算を迎える日経・TOPIX型ETFの分配金捻出のための売りが日本株の上値を抑えているものと考えられ、他のアジア市場では、中国上海総合指数、台湾加権指数ともに戻り高値を更新しています。

米国では一日当たりの新規感染者数が55000人を超え、また、東京でも連日100人を超える感染者がでるなど、パンデミック第2波が訪れようとしていますが、株式市場では7/2に報道されたファイザーのワクチン開発進展を好感しリスクオンモードとなっています。同ニュースは、特に日経VI、米国VIX指数を大きく急落させており、感染拡大してもワクチンができれば問題ないという市場の楽観を象徴しています。

チャートの形状では、6/9高値と6/19安値の持ち合いが続いており、上下いずれにせよ持ち合い離れについていくのが定石の局面です。
裁定取引残高は売り1兆8206円へ減少しており(買い残は3788億円へ増加)、売り方の買戻しも進展はしていますが、ETFの換金売りの後は相場が反発することが多く、上放れの可能性が高そうですが、不安な方はIVが下落していますのでプロテクティブ・プットもよさそうです。


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