債券相場は下落。前日の米国債市場で長期金利が上昇した流れを引き継いだほか、この日の日銀政策決定会合では事前の予想通り金融政策の現状維持を決めたことであまり材料視されず、引き続き中期債を中心に売りが優勢の展開となった。先物は夜間セッション開始後に152円を下回って推移。
【メモ】
黒田総裁会見での主な発言
「引き続き緩和方向意識した政策運営が適当」
「マイナス金利の深堀りは必要あればあり得る」
「2%の物価目標は堅持必要、早期実現へ緩和続ける」
「海外リスク、若干明るい方向の動きあるが全体としては警戒要する」
「米中貿易摩擦拡大の回避、投資家のリスクセンチメントは改善」
「 政府の経済対策、具体的な影響については1月の展望リポートに織り込んでいく」
「低金利による金融機関への影響を十分注視」「長期金利の目標年限の短期化は考えていない」
「超長期金利、もう少しスティープになってもいい」
「ETF貸付制度、できるだけ早く認可得て発足させたい」など。