12月最初の週となりましたが、日経平均は+60円と小幅高 、良好な雇用統計を好感し金曜日に+336ドルの大幅高となったNYダウは週間で▲36ドルとなりました。
週前半にはトランプ大統領が「 中国との合意に期限はない、2020年11月の選挙後まで待ったほうが良いかもしれない」と発言、また、 米下院は香港に続きウイグルの人権問題を巡り中国高官を制裁対象にする法案を可決するなど、米中関係に対してネガティブなニュースから株価は下落しましたが、その後、中国側から、貿易に関して米中は密接に連絡を取っているとの報道がなされ、行って来いの相場となりました。
今週発表された投資部門別売買動向では、海外投資家がJGB先物を7週ぶりに買い越し、また裁定取引残高も売り残が前週比+72億円と微増ながらも、12週ぶりに増加に転じました。統計の対象は11月末の週ですので、月末要因かもしれませんが、海外投資家のトレンドに変化が出てきた兆しにも見えました。
とは言え、先物手口情報では、週後半、米系証券の先物買いが再び復活しており、また、金曜のNYダウ大幅高が米中貿易関連の推測記事ではなく経済指標に大きく反応したことは、相場つきが変わってきた証左ともいえそうです。
引き続き、ニュースフローには注意が必要なものの、再度、24500円まで目指す展開に期待できそうです。