ウィークリーレポート(2019年6月28日)

6月最終週は、NYダウは前週比▲0.45%と小幅反落、対して日経平均は+0.08%の小幅上昇と、前週とは逆の動きとなりました。セクター別でみると日本市場ではこれまで冴えなかった海運株が4.25%と最も上昇しており、G20(米中首脳会談)と月末を前にしたリターンリバーサル/ショートカバーの動きとなりました。

6/29(土)に開催された米中首脳会議では、米中が貿易協議を再開、米国からの追加的な関税を一時休戦、米国企業のファーウェイへ製品販売を一部認めると、トランプ大統領が譲歩したような内容が発表されました。

(Bloomberg) 米中首脳、貿易戦争の新たな休戦で合意-米は追加関税を見送りhttps://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-06-29/PTUFF3T0AFB501

ゴールデンウイーク明け以降、対立をエスカレートさせていた両国が一時休戦し再び話し合うということで週明けのマーケットにはポジティブに反映され内容です。需給面では、裁定残高は買い3963億円と前週比1462億円の減少、売り残は7266億円300億円増加し、売り残高の逆転が強まっており、これも週明けの相場上昇を後押しする格好になります。

ただし、7月第一週は、日経平均やTOPIXに連動するETFの分配金捻出のための売りが発生するため、日本株は上値を抑えられる格好となりやすく、引き続きダウ先物など海外指数がより堅調に推移しそうです。

図A. G20前後の日経平均(開催日初日=1で基準化)


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社 
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です