JGBトレーディングフロア(2024年11月11日)

債券は小幅高。米長期金利の低下を受けて買われた後は、日銀の追加利上げ観測が上値を抑えた。この日行われた10年物価連動国債入札の結果は予想を上回る好調な結果。賃金が上昇トレンドにあり、物価全体に上昇基調が続くとの見方や日銀の早期追加利上げ観測による金利の先高観が背景。
ただ相場全体への影響は限定的で、目先的には特別国会が開会し予算審議の行方などを見極めたいとする声も聞かれた。

【メモ】
☆10年物価連動国債入札(29回リオープン、CPN0.005%)落札結果
発行価格103円55銭(-0.362%)、応札倍率3.54倍(前回2.96倍)、(事前予想価格103円00銭)


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

 

JGBトレーディングフロア(2024年11月8日)

債券相場は長期・超長期債が上昇。大統領選後の買い戻しやFOMCの利下げ継続姿勢を受けて、米長期金利が大幅に低下した流れを引き継いだ。半面、最近の円安進行を受けた日銀の追加利上げ観測は根強く、また新発10年国債も昨日の入札以降、利回り0.9%台では買いが鈍るなど、相場は伸び悩んだ。
日米とも財政政策の拡大方向が予想される上、円安進行も警戒される中で12月もしくは来年1月に利上げともなれば、1%を下回る10年債を追いかけて買う動きは出づらく、また中期債がさらに水準調整する可能性もあるとの見方で、投資家も動きにくいようだ。

【メモ】
☆FOMC、連続利下げ-トランプ氏が辞任求めてもパウエル氏拒否
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-07/SMLGTWDWRGG000


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JGBトレーディングフロア(2024年11月7日)

債券相場は下落。長期金利の指標となる新発10年国債利回りは一時1.015%まで上昇、約3カ月ぶりに1%台に乗せた。米大統領選でのトランプ氏の勝利で米長期金利が上昇した流れを引き継いだほか、朝方発表された毎月勤労統計で9月の基本給が32年ぶりの高い伸びとなったことが日銀の早期利上げ観測を後押しする形となり売り圧力となったようだ。この日行われた10年国債入札もやや弱めな結果となり、セカンダリーでの引き合いが乏しかった模様。明日未明に判明する米FOMCでは、0.25%の利下げが予想されるも足元の米指標が前回利下げ時よりもやや好転してきており、利上げペースの鈍化となれば米金利はむしろ上がりやすいとの見方もあり、節目の1%での買いはいったん見送られたようだ。

【メモ】
☆10年債入札(367回、CPN0.9%)落札結果
最低落札価格99円08銭(1.002%)、平均落札価格99円12銭(0.997%)、応札倍率3.13倍(前回3.53倍)、(事前予想価格99円10銭)


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ウィークリーレポート(2024年11月8日)

11月第2週の株式市場は、日経平均+3.80%、NYダウは+4.61%、ユーロストックス▲1.52%と日米株価指数は上昇する一方で欧州株は4週続落となりました。

米国大統領選はトランプ元大統領が勝利し返り咲きとなりました。
トランプ氏当選に対して、マーケットは株高/債券安/ドル高で反応しています。2016年、サプライズ的にトランプ氏が大統領に当選した際には、日本時間中こそ混乱はあったものの、その後は年末まで一貫して上昇相場となりました。
VIX先物の期間構造もコンタンゴとなり、また、ハイイールドスプレッドは2.84%と2022年1月以来の低水準まで縮小しており、リスクオンな市場環境を示しています。
2016年の株価推移を踏襲するならば、年末までにNYダウが+5%(45789ドルまで)、日経平均は+9%(42828円まで)の上昇となります。

2016年の相場を振り返ると、トランプ大統領当選後から翌2017年12月末までの1年強の期間で、米国のセクター別指数では、IT関連(+41%)と半導体(+55%)、金融(+43%)が大きくアウトパフォームした一方で、エネルギー関連セクター(+8%)がもっともアンダーパフォームしました。
同期間の東証33業種指数では、米国とは対照的に石油石炭(+93%)が最もパフォーマンスが良く、次いで、非鉄金属(+58%)、ガラス・土石(+54%)となりました。ワーストでは電気・ガス(+9%)、不動産(+15%)、食料品(+20%)となっています。

一方、金利に関しては、米国10年債利回りは同期間で58bp上昇、日本10年国債利回りも9bp上昇となっており、日米ともに債券売り/株買いの期間でした。貴金属は金が+2%とほぼ横ばいで、銀・プラチナはともに-7%と下落、商品では銅先物が42%、WTI原油先物が+35%と上昇しました。

2024年の大統領選では、トランプ元大統領は、法人減税を掲げ、減収分を対中関税引き上げで補うと発言しています。関税の引き上げはそのまま輸入物価を引き上げますのでインフレ要因となり、足元2.4%まで落ち着いてきたインフレが再燃する懸念もあり、債券売りの市場の反応は妥当と思われますが、実際に関税引き上げが行われてから経済指標に反映されるまでにはラグがあります。それまでは、法人減税、FRBへの利下げ圧力を前のめりに織り込むユーフォリアな状態が続くとみてもよさそうです。

バリュエーション面では割高感のある株価ですが、2016年同様、年末までの緩やかな株価上昇を見込むならば、カバードコール戦略がよさそうです。


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JGBトレーディングフロア(2024年11月6日)

債券は大幅安。米国の大統領選挙の開票が進む中、トランプ氏が優勢と伝わり、いわゆる「トランプトレード」が優勢となり午後から売り圧力が強まった。上下両院とも共和党の優勢が伝えられ、トリプルレッドを想定したフローも追加的に発生していたとのこと。
もっともCTAやアルゴリズムによる短期的な資金が中心と思われ、明日入札が行われる10年債は利回り1%が意識され相対的に底堅い印象で、今晩の米金利に波乱なければ入札自体も無難に消化できるとの見方のようだ。

【メモ】
☆【速報中】アメリカ大統領選挙 トランプ氏が勝利を宣言(NHK 17:14)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241106/k10014629931000.html


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