JGBトレーディングフロア(2024年7月25日)

債券相場は中短期債が下落。日銀が来週の金融政策決定会合で利上げを議論するとの一部報道を受けて政策修正に対する警戒感が強まり売りが先行、長期金利指標である新発10年債利回りは、7月3日以来の1.10%をつけた。ただその後、円高の進行と国内株価の大幅下落によって、債券への資金シフトに対する期待感から、超長期債に見直し買いが入ったほか、中長期債や先物も下げ幅を縮めた。それでも日銀政策決定会合を30、31日に控える中、相場変動を予想するインプライドボラティリティーは年初来最高水準に上昇しており、警戒感の強まりから、買いは一部の投資家に限られるの見方。

【メモ】
☆日銀、国債購入3兆円程度に違和感なし 利上げ時期は慎重に判断(Reuters)


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2024年7月24日)

債券相場は下落。日銀が来週の金融政策決定会合で追加利上げに踏み切ることへの警戒感から売りが先行。さらにこの日の40年債入札が低調な結果となったことで売りに拍車がかかった。事前予想では、相対的な割安感から無難な結果が予想されていたが、需要の乏しさが影響した。また22日の自民党茂木幹事長の発言(日銀金融政策正常化の指針要望)の余波も続いているようで、この日はドル円相場が、2か月ぶりの円高水準に進むなど、ようやく円安の流れに歯止めがかかる中、次回日銀会合で追加利上げが見送られるとその流れに水を差すことになり、少なくとも利上げの告知は行われるのではとの見方もあるようだ。

【メモ】
☆40年債入札(17回、CPN2.2%、発行額7000億円)落札結果
応募者利回り 2.420%、発行価格94円41銭、応札倍率2.2倍(前回2.21倍)。
(事前予想利回り2.385%)


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JGBトレーディングフロア(2024年7月23日)

債券相場は下落。日銀金融政策決定会合を来週に控える中、自民党茂木幹事長が22日の講演で、日銀の金融政策について「段階的な利上げの検討も含め、正常化する方向で進める方針をもっと明確すべき」と述べたことで、あらためて国債買い入れの大幅減額や追加利上げに踏み切ることへの警戒感が強まった。またこの日の定例の国債買入れオペでは、ここ最近の需給の引き締まりを示していた中期ゾーンの応札倍率がやや高めとなり、それが相場の重しとなったようだ。ただ明日に40年債入札を控えていることや、次期大統領選の行方に対する不透明感もあって米金利の方向感が読みづらいことなどから積極的な取引は限られた。

【メモ】
☆日銀買入オペ1-3年3750億円、3-5年4250億円、5-10年4250億円。応札倍率は、3.15、2.18、2.45倍。


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JGBトレーディングフロア(2024年7月22日)

債券相場は小幅安。この日の中期債対象の流動性供給入札が弱めの結果となり、売りが優勢となった。一方、バイデン米大統領の次回大統領選の撤退表明で、インフレや財政拡大による米長期金利の上昇を狙ったトランプトレードが巻き戻されるとの観測が相場を下支えした。バイデン氏の撤退は織り込み済みで影響は限定的とみる一方で、トランプ氏が優位とも限らず、とりあえず今晩の米債券市場の動向を見極めたいとして、取引終盤は小動きとなった。

【メモ】
☆流動性供給入札(410回、残存期間1年超5年以下)落札結果
募入最大利回り較差 -0.008%、募入平均利回り較差-0.012%、応札倍率3.26倍(前回3.60倍)。


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ウィークリーレポート(2024年7月19日)

7月第3週の株式市場は、日経平均▲2.74%と反落、NYダウ+0.72%の続伸、ユーロストックス50▲4.28%と反落とまばらな結果となりました。ナスダック総合指数は▲3.65%と反落。
NYダウとNASDAQの逆行は、2024年の大統領選でのトランプ当選を確実視した向きによるトランプ銘柄トレードというよりは、日本株や欧州株の下落を見ると、これまで利下げ期待で先行して買いに回っていたゴルディロックス相場が、9月利下げがほぼ確実視となったことによる手仕舞い売りに変わった最中に、トランプ銘柄だけ買いが入ったとみた方が良さそうです。
実際、2016年のトランプ大統領当選の際は、NYダウだけでなくナスダック総合指数しも上昇していましたので、足元のダウ以外の指数下落に関しては、6月下旬以降のゴルディロックス相場の剥落とみて、日経平均では5月-6月のレンジ中心38800円あたりがひとまずの下値目途になるのではないでしょうか。

7/31月末に日銀政策決定会合が開催され、市場予想では利上げの確率は3割程度と後退しており、河野金融担当大臣の円安牽制のための利上げ要求やその後の撤回で右往左往するマーケットの関心はすでに金利に集中しており、前回会合で予告された国債購入額の削減は、仮に月6兆円から3兆円に半減となったとしてもあまりインパクトは出ないかもしれません。
長期国債先物オプションから計算されるJGB-VIX指数は4.31ptと前回会合直前の4.63ptよりも低く、また、オプション取引最終日となる月末での会合だった昨年10月の7.98ptに遠く及ばない水準ですので、予想外のタカ派な動きにプットオプションを買うのもいいかもしれません。植田総裁になってから政策変更のある場合は会合前にリーク報道されますので、ポジションを取る場合には来週早々に取引した方がよいです。

(Bloomberg)来週の円相場はじり高、キャリー取引巻き戻し-日銀利上げ観測は後退
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-07-19/SGSZW7DWLU6800


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