債券相場は前日に続いて上昇。米国の早期利下げ観測による金利低下に加え、この日の30年債入札の結果が順調となったことを受けて超長期債中心に買いに拍車がかかり長期債との利回り較差は縮まった。これまで、買い控えていた投資家の資金の一部が向かったようだ。昨日のカナダ中銀による利下げに加え、今晩のECB理事会でも25bpsの利下げが確実視されており、日銀の金融正常化観測に対する警戒感は燻るもの、海外は利下げサイクルの入り口にあることから、売りも一旦後退した形。明日の米雇用統計や来週のFOMC通過までは、その流れは続くとの見方もあるようだ。
【メモ】
☆30年債入札(82回リオープン、CPN1.8%)落札結果
最低落札価格93円45銭(2.161%)、平均落札価格93円54銭(2.156%)、
応札倍率3.59倍(前回3.25倍)、(事前予想価格93円30銭)


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