JGBトレーディングフロア(2023年7月5日)

債券相場は上昇した。前日の順調な10年国債入札結果の流れが続き長期ゾーンに買いが入った。前日の米国債券市場が、祝日(独立記念日)による休場だったことから、国内市場の地合いを引き継いだ形。またこの日の定例の日銀国債買い入れオペでオファー額が据え置かれたことも支援材料になったとの見方もあった。ただ海外勢の参加が限られたことで全般、勢いに欠ける動きだった。

【メモ】
☆日銀買入オペ(定例)1年以下6250億円、1-3年4250億円、3-5年4500億円、10-25年2000億円。応札倍率は、それぞれ4.16、2.93、2.21、2.31倍。
☆国債買入(固定利回り方式,369~371回0.50%)落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式,359回0.50%)落札金額0億円。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2023年7月4日)

4日の債券相場は上昇。前日の米長期金利の上昇やこの日の10年国債入札に対する警戒感から午前は軟調に推移したが、堅調な入札結果から需要の強さが示され、長期ゾーン主導で買い戻された。

【メモ】
☆10年債入札(371回,CPN0.4%)落札結果
最低落札価格99円70銭(0.430%)、平均落札価格99円68銭(0.428%)、応札倍率4.02倍(前回3.69倍)(事前予想価格100円12銭)


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JGBトレーディングフロア(2023年7月3日)

債券相場は下落した。明日の10年国債入札に向けた売りが優勢となり、長期金利は2週間ぶりに0.4%を付けた。
国内物価が高めの水準にある中、今月末に行われる日銀政策決定会合で政策修正を見込む向きも少なくはなく、上値は、前月よりも重くなるとの見方。
一方で、政策の維持を見込んでポジションを積み上げたいとする投資家の需要も引き続き大きく、入札通過後は、巻き戻しの動きも予想される。

【メモ】
☆国債買入(固定利回り方式,368~370回0.50%)落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式,360回0.50%)落札金額0億円。


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JGBトレーディングフロア(2023年6月30日)

債券相場は下落。米国1₋3月のGDP確定値が改定値から大幅に上方修正され、追加利上げ観測から米長期金利が上昇した流れを引き継いだ。
また、夕方に公表予定の7₋9月の国債買い入れオペ予定で、中期ゾーンの買入れを減額するのではとの見方が上値を抑えたほか、ドル円が7か月ぶりの円安水準に達したことも買いの動きを鈍らせた。
なお、日銀は、7₋9月の国債買い入れオペ予定を4-6月から据え置いた。

【メモ】
☆日銀買入オペ(定例)3-5年4500億円、5-10年5750億円、10-25年2000億円、25年超600億円。応札倍率は、それぞれ2.27、1.52、2.16、2.86倍。

【来週のスケジュール】
7/3
<国内予定>
日銀短観
<海外予定>
【米国】米株式・債券市場,短縮取引 / 自動車販売(6月) / 建設支出(5月) / ISM製造業景況指数(6月) / S&Pグローバル米製造業PMI(6月)
【欧州】S&PグローバルHCOBユーロ圏製造業PMI(6月)
【その他】中国財新製造業PMI指数(6月)

7/4
<国内予定>
10年利付国債入札 / マネタリーベース月末残高(6月) / 営業毎旬報告(6月30日現在)
<海外予定>
【米国】米独立記念日の祝日で米株式・債券市場休場
【欧州】*****
【その他】豪中銀,政策金利発表

7/5
<国内予定>
auじぶん銀行日本サービス業,複合PMI(6月) / 日銀,需給ギャップと潜在成長率
<海外予定>
【米国】FOMC議事要旨(6月13,14日開催分) / ニューヨーク連銀総裁,座談会に参加 / 製造業受注(5月)
【欧州】第8回OPECインターナショナルセミナー(ウィーン) / ユーロ圏PPI(5月) / S&PグローバルHCOBユーロ圏総合・サービス業PMI(6月)
【その他】中国財新コンポジット・サービス業PMI(6月)

7/6
<国内予定>
国庫短期証券(6カ月)入札 / 30年利付国債入札 / 東京オフィス空室率(6月)
<海外予定>
【米国】ADP雇用統計(6月) / 貿易収支(5月) / 求人件数(5月) / ISM非製造業総合景況指数(6月) / S&Pグローバル米総合・サービス業PMI(6月) / 米ダラス連銀総裁,パネル討論会参加
【欧州】ユーロ圏小売売上高(5月) / 独製造業受注(5月)
【その他】*****

7/7
<国内予定>
国庫短期証券(3カ月)入札 / 日銀コール市場残高(6月)毎月勤労統計 / 景気動向指数(5月)
<海外予定>
【米国】米雇用統計(6月)
【欧州】ECB総裁パネル討論会に参加 /独鉱工業生産(5月)
【その他】中国外貨準備高(6月)


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ウィークリーレポート(2023年6月30日)

6月第最終週は、日経平均株価は+1.24%、NYダウ+2.02%、ユーロストックス50+2.98%とそろって反発となりました。
日経平均は前週のレポート通り25日線で反発となりました。先物手口情報からは、週を通して、海外証券の売りが出る一方で国内証券が買い向かう構図となっていました。木曜日に発表された~6/16の週の投資部門別売買動向では、海外投資家の3090億円売り越しに対して個人投資家3938億円買い越しと、これまでの上昇相場と売り買いの主体が逆転しました。おおむね33000円超えると海外勢の売り、33000円を割れると国内勢の買いとなっており、2015年のラリー後のように高値圏でのもみ合い相場となりそうです。

引き続きETFの換金売りには注意が必要ですが、下がった局面では個人投資家の押し目買い意欲もあることから過度の警戒は要らないように思えます。

(Bloomberg)日本株に恒例の需給悪化、1兆円超のETF換金売り-年金再配分も
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-06-22/RWMYFOT1UM0W01

2015年のセクター動向について、同年1月から6月までの上昇相場時には、非鉄金属、卸売といった景気敏感セクターが上昇を牽引していた一方で、2015年6月から7月のレンジ相場では、これらのセクターのパフォーマンスは下位になっており、逆に、上昇相場時に出遅れていた運輸業などが上昇していました。
同様に、本年2023年の4月以降の上昇相場でも卸売セクターが上位となっていますが、海外投資家が売り越しにまわった6/16以降で見ると、4月からの上昇相場で出遅れていた鉄鋼や水産・農林セクターなどが上位に入り始めており、セクターローテーションが始まっているように見えます。

ローテーションの最終局面では医薬品などのディフェンシブ銘柄が買われるのが教科書的なセオリーですが、足元ではまだ医薬品まで物色は行っていないことからも、当面、高値圏でのもみ合いが続くことを示唆しているように思えます。
トレードアイデアとしては、インデックスでは33000円を中心にストラドル売り、個別では、アウトパフォームを始めた鉄鋼株の買いがよさそうです。


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