JGBトレーディングフロア(2023年5月16日)

債券相場は上昇。前日の米長期金利がFRB高官らのタカ派的な発言などを受けて上昇するも、時間外取引となるアジア時間で低下に転じ、国内債も買いが優勢になった。17日に行われる20年債入札の実勢水準1%割れを警戒した昨日の動きが和らぎ、取引終盤に向けて超長期ゾーンに再び買いが入ったことも相場上昇を促した。

【メモ】
☆国債買入(固定利回り方式,368~370回0.50%)落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式,359回0.50%)落札金額0億円。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2023年5月15日)

債券相場は下落。先週末に米国ミシガン大発表の経済指標でインフレ期待の加速が示されたことで米金利が上昇、国内債もその流れを引き継いだ。17日に入札を控える20年債が1%割れ手前の水準に達していたことで高値警戒感が強まり相場全体を押し下げた。先週末に上抜けたように見えた先物も、買いの勢いは後退し、再び元のレンジに戻った形。この日行われた5年債入札は無難に通過した。

【メモ】
☆5年債入札(158回,CPN0.1%)落札結果
最低落札価格99円90銭(0.120%)、平均落札価格99円92銭(0.116%)、応札倍率3.70倍(前回3.95倍)(事前予想価格99円90銭)
☆国債買入(固定利回り方式,368~370回0.50%)落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式,359回0.50%)落札金額0億円。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2023年5月12日)

債券相場は上昇。長期金利は約1カ月ぶりの水準に一時低下した。米国PPIがCPIに続いて伸びの鈍化を示し、米金利が低下したことを受けて買いが先行した。この日、日銀の定例国債買い入れでのオファー額の減額が警戒されていたものの長期ゾーンのみの小幅な減額にとどまったことも買い安心感につながった。先物も一時、149円21銭と欧米の金融システム不安で買いが先行した3月24日以来の水準まで上昇、ただ急激な上げピッチに対する高値警戒感から終盤は売り戻され、上げ幅を縮めた。

【メモ】
☆国債買入(固定利回り方式,368~370回0.50%)落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式,359回0.50%)落札金額0億円。
☆日銀買入オペ(定例)1-3年4750億円、5-10年6250億円(500億円減額)、10-25年2000億円、25年超1000億円。応札倍率は、それぞれ1.69、2.16、2.06、3.44倍。

【来週のスケジュール】
5/15
<国内予定>
5年利付国債入札
工作機械受注(4月) / 国内企業物価指数(4月)
<国内決算>
エーザイ(4523) / 日本郵政(6178) / 京セラ(6971) / 三井住友フィナンシャルグループ(8316) / 電通G(4324) / ゆうちょ銀(7182) / MUFG(8306)ほか
<海外予定>
【米国】米アトランタ連銀総裁あいさつ(金融市場関連会合) / 米ミネアポリス連銀総裁,討論会参加 / ニューヨーク連銀製造業景況指数(5月) / 対米証券投資(3月)
【欧州】ユーロ圏財務相会合(ユーログループ) / ユーロ圏鉱工業生産(3月) / 欧州委員会春季経済予測
【その他】中国,中期貸出制度(MLF)1年物金利
<海外決算>
****

5/16
<国内予定>
*****
<国内決算>
光通信(9435)
<海外予定>
【米国】クリーブランド連銀総裁講演(ダブリン) / ニューヨーク連銀総裁イベントで公開討議(バージン諸島の大学) / 米アトランタ連銀総裁とシカゴ連銀総裁公開討論 / 小売売上高(4月) / NAHB住宅市場指数(5月) / 企業在庫(3月)
【欧州】EU財務相理事会 / 欧州評議会首脳会議 / 欧州復興開発銀行(EBRD)年次総会 / フランス・カンヌ映画祭 / ユーロ圏GDP(1Q) / 英ILO失業率(1-3月) / 独ZEW期待指数(5月)
【その他】中国小売売上高・工業生産(4月)・都市部固定資産投資(1-4月)
<海外決算>
百度ほか

5/17
<国内予定>
20年利付国債入札 / GDP(年率/季調済/前期比) / 鉱工業生産(3月)
<国内決算>
*****
<海外予定>
【米国】米住宅着工件数(4月)
【欧州】欧州新車販売台数(4月) / ユーロ圏CPI(4月)
【その他】中国新築住宅価格(4月)
<海外決算>
シーメンス / テンセントほか

5/18
<国内予定>
国庫短期証券(1年)入札
国債買い入れオペ(1-3年,3-5年,5-10年,残存25年超) / 社債買い入れオペ / 首都圏新築分譲マンション(4月) / 貿易収支(4月)
<国内決算>
*****
<海外予定>
【米国】フィラデルフィア連銀製造業景況指数(5月) / 景気先行指標総合指数(4月) / 中古住宅販売件数(4月)
【欧州】ECB経済報告
【その他】豪雇用統計(4月)
<海外決算>
ウォルマート / アリババGほか

5/19
<国内予定>
G7広島サミット(21日まで) / 国庫短期証券(3カ月)入札 / 流動性供給入札(残存期間5年超15.5年以下)/ 全国CPI(4月) / 第3次産業活動指数(3月)
<国内決算>
東京海上ホールディングス(8766) / SOMPOホールディングス(8630)
<海外予定>
【米国】ニューヨーク連銀総裁基調講演 / パウエルFRB議長とバーナンキ元FRB議長討論会参加
【欧州】ECBのラガルド総裁ブラジル中銀会議に参加
【その他】アラブ連盟首脳会議(サウジアラビア・リヤド)


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
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JGBトレーディングフロア(2023年5月11日)

債券相場は上昇。長期金利は0.385%に低下した。4月の米CPIでインフレ鈍化が示され、米長期金利が低下した流れを引き継いだほか、30年債入札が順調な結果となったことも買い圧力につながった。米CPIに続いて今晩のPPIについても鈍化が予想され、利上げ停止の思惑から、長期金利の水準感がやや低下してきているようだ。

【メモ】
☆30年債入札(78回,CPN1.4%)落札結果
最低落札価格103円10銭(1.257%)、平均落札価格103円20銭(1.252%)、応札倍率3.49倍(前回3.19倍)(事前予想価格103円00銭)
☆国債買入(固定利回り方式,368~370回0.50%)落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式,359回0.50%)落札金額0億円。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
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ウィークリーレポート(2023年5月12日)

5月第第2週は、日経平均+0.79%、NYダウ▲1.11%、ユーロストックス50▲0.52%とまりました。

5/10に発表されたCPIは前年比4.9%と市場予想通りの結果となり無事通過となりました。次回のCPI発表は6/13と、FOMC(6/15)と同じ週になりますが、それまでの約1か月間は目立った経済指標の発表が無く、米国の債務上限問題に注目が集まる可能性があります。
与野党の合意なき場合、米国債のデフォルトは6/1にも訪れるといわれおり、もし仮に米国債がデフォルトした場合は、世界中の取引所(クリアリングハウス)へ担保として預けられている米国債の価値をめぐって、リーマンブラザーズ破綻以上の大騒ぎとなります。とはいえ、さすがに政治的パフォーマンスのために核兵器級ともいえる爆弾で自爆はしないだろうということで、株式市場ではデフォルト確率を真剣に織り込んでいる様子はありません。

2011年、2013年、2015年とこれまで何度も繰り返してきたいつもの政治ショーといった感じですが、2011年8月にはS&Pによる米国債格下げもあり、NYダウは直前の高値から約15%の下落となりました。また、債務上限問題ではありませんが、同じく米国のねじれ議会の紛糾で2018年12月には予算案の合意が得られず政府機関の閉鎖となり、こちらもNYダウは15%安となりました。いずれも一過性の下落と言え、また、現在のS&P500の水準から15%下は昨年10月の安値水準、つまり、昨年のレンジの範囲内とも言えますので、過度の警戒は要らず、むしろ押し目買いのチャンスに思えます(もちろんまさかのデフォルトした場合は別ですが)。

ダウンサイドの話が続きましたが、メインシナリオとしては引き続き、「最後の利上げは買い」の上昇シナリオを想定しています。S&P500に関しては依然として投機筋のポジションが375,825枚(前週比+ 21,081枚)と大量のショートに偏って残っており、下値をトライするには無理がありそうです。
海外勢の買いで独歩高の様相を示している日本株に関しては、昨年12月から欧州株が買われていたケースが連想されます。当時のユーロストックス50は予想PERで割安に放置されており、それが一気に、ヒストリカルな平均値まで買い戻された形でした。
日経平均も欧州株ほどではないものの割安ゾーンにあったため、ひとまず平均へ回帰していくのではと推測できます。予想PERの過去の平均値から計算した水準30,122円が上昇の目途になるのではないかと思います。

(NRI)デフォルトの「Xデー」は6月1日にも
https://www.nri.com/jp/knowledge/blog/lst/2023/fis/kiuchi/0509

(Bloomberg) 米国債の支払いは継続か、「Xデー」後の場合のイエレン長官の選択肢
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-05-12/RUINPPDWRGG001


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