JGBトレーディングフロア(2022年10月24日)

債券相場は先物が上昇する一方、超長期債は下落。米国の利上げペースが鈍化するとの観測から米長期金利が低下、時間外取引でもその流れが続き、先物が買い優勢だった。一方、財務省が明日25日に国債投資家懇談会の開催を予定しており、政府の総合経済対策に伴う国債増発への警戒感などが超長期債の売りにつながった。週後半には、ECB、日銀会合と政策イベントに向けてのポジション調整も出ているようだ。

【メモ】
☆国債買入(固定利回り方式,366~368回) 落札金額1046億円 / 国債買入(固定利回り方式,356、357回) 落札金額0億円


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2022年10月21日)

債券相場は下落。米長期金利が大幅利上げ継続観測を背景に14年ぶりの高水準(4.25%)を更新したため、売り圧力が掛かった。日銀は定例の国債買いオペを増額し2日連続で臨時の国債買い入れオペも実施したが、超長期ゾーンを中心に売り圧力が継続した。海外金利の上昇圧力が強いため、10年以外の年限の金利上昇を止めるのは難しく、金利ゆがみが拡大しているが、日銀はYCCを修正する以外に手立てはないとの見方。

【メモ】
☆日銀定例買入オペ1-3年5000億円、3-5年5750億円、5-10年6500億円、10-25年1000億円、2(定例オペ増額)。応札倍率は、それぞれ3.10、1.89、3.00、1.58倍。
☆国債買入(固定利回り方式,366~368回) 落札金額3717億円 / 国債買入(固定利回り方式,356、357回) 落札金額0億円。

【来週のスケジュール】
10/24
<国内予定>
じぶん銀行日本企業PMI(10月) / 営業毎旬報告
<国内決算>
日電産(6594) / 中外薬(4519)ほか
<海外予定>
【米国】S&Pグローバル米製造業,サービス業, 製造業PMI(10月)
【欧州】S&Pグローバル・ユーロ圏製造業,サービス業,総合,PMI(10月)
【その他】*****
<海外決算>
*****

10/25
<国内予定>
流動性供給入札(残存期間15.5年超39年未満) / 日銀,基調的なインフレ率を捕捉するための指標 / 全国百貨店売上高(前年比)(9月) / 東京地区百貨店売上高(9月) / 工作機械受注(9月) / 月例経済報告(10月)
<国内決算>
オービック(4684) / シマノ(7309)ほか
<海外予定>
【米国】主要20都市住宅価格指数(8月) / FHFA住宅価格指数(8月) / 消費者信頼感指数(10月)
【欧州】ウクライナ復興巡る国際会議(ベルリン) / EUエネルギー相会合 / ドイツ5年債入札 / 独IFO企業景況感指数(10月)
【その他】*****
<海外決算>
HSBCホールディングス / UBSグループ / UPS / GM / GE / コカ・コーラ / アルファベット / マイクロソフトほか

10/26
<国内予定>
日銀国債買いオペ(3-5年,5-10年,10-25年,25年超) / 日銀CP買いオペ / 企業向けサービス価格指数(9月) / 景気一致指数(8月) / 景気先行CI指数(8月)
<国内決算>
キヤノン(7751) / ルネサス(6723) / 日東電工(6988) / オムロン(6645)ほか
<海外予定>
【米国】国際原子力機関(IAEA)「21世紀の原子力エネルギーに関する国際閣僚会議」(ワシントン) / 米卸売在庫(9月) / 米新築住宅販売件数(9月)
【欧州】イタリア2年債入札 / ユーロ圏マネーサプライ(9月)
【その他】アジアインフラ投資銀行(AIIB)年次総会(オンライン) / 豪CPI(3Q)
海外決算予定
ドイツ銀行 / BASF / スタンダードチャータード / ボーイング / フォードほか

10/27
<国内予定>
国庫短期証券(3カ月)入札 / 2年債入札
<国内決算>
積水化学工業(4204) / HOYA(7741) / 武田薬(4502) / 信越化(4063) / ファナック(6954) / NRI(4307) / アドテスト(6857) / オリランド(4661) / 東ガス(9531) / 富士通(6702)ほか
<海外予定>
【米国】GDP(3Q) / 耐久財受注(9月)
【欧州】ECB政策金利発表,総裁記者会見
【その他】中国工業利益(9月)
<海外決算>
STマイクロ / クレディ・スイス・グループ / キャタピラー / シェル / マクドナルド / Tモバイル / アップル / アマゾン / インテルほか

10/28
<国内予定>
日銀金融政策決定会合,(展望リポート,総裁会見) / 日銀国債買い入れ日程(11月) / 東京CPI(10月) / 完全失業率(9月) / 有効求人倍率(9月)
<国内決算>
アイシン(7259) / NEC(6701) / 日立(6501) / 中部電力(9502) / デンソー(6902) / キーエンス(6861) / TOTO(5332) / ZOZO(3092)ほか
<海外予定>
【米国】米ツイッターとイーロン・マスク氏裁判,停止期間終了 / 個人支出(9月) / 個人所得(9月) / 雇用コスト指数(3Q) / ミシガン大学消費者マインド指数(10月) / 中古住宅販売成約指数(9月)
【欧州】ノルウェー政府系ファンド(SWF)の政府年金基金グローバル投資報告 / ECB専門家予測調査 / イタリア5年,10年債入札 / ユーロ圏消費者信頼感指数(10月) / ユーロ圏景況感指数(10月) / 独GDP(3Q) / 独CPI(10月)
【その他】*****
<海外決算>
エアバス / エクソンモービル / サノフィ / フォルクスワーゲンほか


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
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JGBトレーディングフロア(2022年10月20日)

債券相場は下落。長期金利は日銀のイールドカーブコントロール政策の許容変動幅の上限0.25%を2日連続で超えた。日米金利差拡大による円安の進行で日銀の金融緩和策修正が意識されやすく、売り圧力が強まった。日銀は指し値オペに加え、事前に予定されていない臨時オペを通知したが、直後に長期金利は上限を超えた。

【メモ】
☆日銀定例買入オペ5-10年1000億円、10-25年1000億円、25年超500億円(臨時オペ)。応札倍率は、それぞれ4.00、2.23、4.04倍。
☆国債買入(固定利回り方式,366~368回) 落札金額4823億円 / 国債買入(固定利回り方式,356、357回) 落札金額0億円


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ウィークリーレポート(2022年10月21日)

10月の第3週の株式市場は、日経平均は▲0.74%、NYダウ+4.89%、ユーロストックス50+2.81%となりました。米国市場ではFRB高官のタカ派な発言を受け、米国長期金利は前週比+23bpの4.25%まで上昇、FF金利先物から計算される政策金利のピーク時の予想も5%まで上昇しました。
これまでの動きと異なり、米国市場では株高と金利高が併存している状況で、S&P500の予想益回りと10年債金利の差、イールドスプレッドは2.17%と2007年10月以来の低水準になりました。
株高の一方で、債券ボラティリティのMOVE指数、株価ボラティリティVIX指数は依然と高止まりとなっており下値の警戒感がうかがえます。

10/27には米国GDPが発表されます。市場予想、アトランタ連銀のGSDNowともに3四半期ぶりにプラスの経済成長を予想されており、予想通りならば株高の材料となりそうですが、発表日に向けて事前に株高の進むケースも考えられます。後者の場合は金利高、VIX高も踏まえSell the factが考えられます。

また、翌日の10/28には日銀政策決定会合が開催されます。32年ぶりにドル円為替レートが150円を超え、10/21の夜のNY市場では、公式アナウンスはありませんが9月に続き2回目のドル売り円買い介入を行った模様です。9月コアCPIは3.0%は日銀の物価目標2.0%を超えているため、足元の円安/物価高を抑えるための政策変更のシグナルが出るか期待されます。JGB先物は海外市場の債券安と歩調を合わせ147円38銭の安値を付け、10年債金利はすでにYCC政策の下限25bpに到達している状態ですので、現状維持ならば6月同様リバウンドが考えられます。

https://www.atlantafed.org/cqer/research/gdpnow


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2022年10月19日)

債券相場は下落。手掛かり材料が乏しく日中は小動きに推移したが、取引終盤にかけて、英国やユーロ圏のCPI発表を控えポジション調整的な売りで下押した。15時に発表された英国CPIを受けて時間外の米独債が下落した流れで長期金利は一時0.255%と日銀のイールドカーブコントロール許容変動幅の上限である0.25%を超えた。今月末に控える日銀政策決定会合を前に、海外金利上昇と円安進行に伴う日銀の政策修正観測が海外勢を中心に再び強まりつつあるとの見方。

【メモ】
☆国債買入(固定利回り方式,366~368回) 落札金額850億円 / 国債買入(固定利回り方式,356、357回) 落札金額0億円


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
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