債券相場は小幅下落。来週の5年債と20年債入札を控える一方で、次の日銀買いオペが21日までないことで目先の需給悪化を懸念する向きが上値を重くしたようだ。一方で新型ウイルスの感染拡大による世界経済への影響懸念は根強く、相場の下値も限定的。

【今週のスケジュール】
2/17 〈国内予定〉GDP(4Q) / 鉱工業生産(12月)
〈海外予定〉【米国】祝日(プレジデンツデー )のため株式と債券市場は休場【中国】新築住宅販売（１月）

　本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。

光世証券株式会社

金融商品取引業者　近畿財務局長(金商)第１４号　加入協会／日本証券業協会

債券相場は下落。朝方は、中国での新型ウイルス感染症例の大幅増加が伝わり、国内株安や為替の円高進行を受けて先物が買われる場面も見られたが、その後、この日の日銀の中長期対象の買いオペでの応札倍率の上昇が売りにつながった。ただ、ここ元の取引レンジ内での推移にとどまり、積極的な動きは、売り買いともに限定的。

【メモ】
☆本日の日銀買入オペは、１-3年4200憶円、3－5年3400憶円、5-10年3500憶円、変動利付債1000憶円（金額据え置き）。応札倍率は、4.27倍、3.27倍、3.52倍、3.08倍。

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債券相場は下落。新型ウイルスの感染拡大に対する過度の懸念が後退したとの見方。米債がアジア時間の取引で値下がりし、その流れで国内債にも売り圧力がかかった。10年物価連動債は、事前の水準がやや割安に位置していたこともあり、順調な結果となった。

【メモ】
☆10年物価連動債入札（24回債リオープン,CPN0.1%）入札結果
発行価格102円30銭（-0.150％）、応札倍率3.75倍（前回3.43倍）。（事前予想中央値102円20銭）

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債券相場は上昇。引き続き新型コロナウイルスの感染拡大による世界経済への影響を懸念したリスク回避の動き。日銀がこの日行った超長期債対象の買オペは、今月の買いオペ方針で回数が月2回に変更され（その分オファー額は増額）、月間合計では900憶円の減額となる中、応札倍率が5.88倍と売りの強さを示す内容となったが、相場への影響は限定的だった。

【メモ】
☆☆本日の日銀買入オペは、１年以下500憶円（金額据え置き）、10-25年 1200億円（200憶円増額）、25年超300憶円（金額据え置き）。応札倍率は、3.55倍、5.88倍、5.71倍。

【今週の予定】

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