ウィークリーレポート(2018年11月30日)

11月最終週はNYダウは+5.16%の大幅上昇となりました。12/1(土)から開催されるG20で米中首脳会談が予定されたことから、イベントへ向けたショートの手仕舞いといったところでしょう。
その米中首脳会談ですが、2019年1月1日から発動予定だった追加関税(中国からの輸入2000億ドルを対象とした関税を10%から25%に引き上げ)を延期し、中国は農産品等の購入を開始するという内容でした。

(日経新聞)米、中国への追加関税を90日猶予 首脳会談で合意
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO38444990S8A201C1000000/

ひとまず貿易戦争のエスカレートは避けられて格好を好感して週明けの株式市場は堅調に始まりそうです。ただし、あくまでも90日間の交渉期間中のモラトリアムということで、引き続き貿易協議の進展具合に関するヘッドラインやトランプ大統領の不規則なツイートに上下させられそうです。

(BBC) Trump threatens new car tariffs after GM closures
https://www.bbc.com/news/business-46381897

さて、米中協議の影に隠れていますが、米国GMの北米工場閉鎖計画に伴い、再び自動車関税の引き上げ(BBC記事中ではピックアップトラックと商用バンの輸入に25%)が話題となっています。
日本の最大の輸出製品である自動車への関税は当然株価にマイナスに影響します。
週明け幸先の良いスタートを切っても、今年もっとも長かった22000~23000のボックスの上限を探る展開だと見ておきたいです。


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