株式市場概況
フランスの大統領選で中道無派閥のマクロン候補が勝利したことや、米国の雇用統計で非農業部門雇用者数が21.1万人と市場予想を上回ったことなどが好感され、日本株は年初来高値を更新する展開となり、TOPIX指数は前日比+2.29%の1585.86ポイント、日経平均株価は+2.31%の19,895.7円で取引を終えました。TOPIXの前日比率は1月4日以来、今年2番目の上昇率となりました。売買代金は3.44兆円と今年初めて3兆円を上回りました。
業種別指数は全てが上昇、中でも空運、化学、鉱業の上げが大きい一方で、海運、鉄鋼、非鉄金属の上げが小幅となりました。スタイルインデックスも全てが上昇。TOPIXグロース、ミッド400、TOPIXスモールの上昇率が大きく、REIT指数、東証2部、マザーズの上昇率が小さくなりました。
日経平均オプション市場では株価の上昇にもかかわらず、コールオプションのボラティリティの上昇が見られました。コールの売り手が踏まれていることから、SQ前の意外高が見られるかも知れません。
本日発表された日本の消費者態度指数(4月)は43.2と前月の43.9を下回りました。足元改善傾向にあっただけに、来月の値に注目したいところです。
マザーズ市場概況
マザーズ指数は前日比18.32ポイントの1059.86ポイントと上昇して一日の取引を終えました。マザーズ市場の上昇銘柄数は185(78.7%)、下落銘柄数は47(20.0%)、変わらずは3(1.3%)、売買代金は前日比134億円の1182億円と前日比で増加しました。
上昇寄与度上位銘柄はジーエヌアイグループ(2160、前日比67、終値514)、ディー・ディー・エス(3782、前日比116、終値1,049)、ミクシィ(2121、前日比40、終値6,340)、下落寄与度上位銘柄はドリコム(3793、前日比-98、終値1,547)、日本アセットマーケティング(8922、前日比-4、終値132)、イトクロ(6049、前日比-210、終値3,605)となりました。売買代金上位銘柄はソレイジア・ファーマ(4597、前日比76、終値600)、ジーエヌアイグループ、アカツキ(3932、前日比260、終値6,550)でした。
マザーズ先物は前日比17ポイントの1049ポイントで一日の取引を終えました。出来高は211枚でした。
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