株式市場概況
TOPIX指数は前日比-2.43ポイント(-0.16%)の1,563ポイントで一日の取引を終えました。朝方はドル円が弱く、112円30銭を一時割り込むような動きとなったことから、前週末比10ポイントほど下げる場面がありましたが、ドル円が9時20分を境に円安ドル高に動き始め、112円85銭程度まで戻したことから、株価も戻しました。
セクター別ではその他製品、食料品、水産農林が強くなる一方、証券・商品、倉庫・運輸、保険などが弱くなりました。その他製品は、先週末に寄与度トップの任天堂の新製品「Switch」の増産ペースが上げられるとの報道から、堅調が継続しました。その他に上昇率が大きかったのは内需ディフェンシブ系でした。下落率上位は、米国の金利低下から収益の減少懸念から金融関連となりました。
スタイルインデックスではここ最近弱かった小型株の反発が見られた一方で、大型株はマイナスに沈みました。小型株に関しては、小型の中心銘柄であるそーせいが、前週末に東証1部市場に指定替えされないことを発表し、朝方は売り優勢となりましたが、そこから材料出尽くしで反発に転じたことから、小型株全体に買いが入りました。
先週末のG20では米国の主張により「保護主義に対抗する」という言葉が消えました。また読売新聞調査の日本の内閣支持率も2月の66%から10%低下し56%となり、水準は高いものの、悪化が気にかかります。23日に籠池理事長の証人喚問が行われるため、それに向けて若干下落が懸念されます。
マザーズ市場概況
マザーズ指数は前日比19.93ポイントの1054.55ポイントと上昇して一日の取引を終えました。マザーズ市場の上昇銘柄数は142(63.4%)、下落銘柄数は79(35.3%)、変わらずは3(1.3%)、売買代金は前日比-182億円の1245億円と前日比で減少しました。
上昇寄与度上位銘柄はミクシィ(2121、前日比180、終値5,140)、そーせいグループ(4565、前日比390、終値11,140)、ジーエヌアイグループ(2160、前日比31、終値788)、下落寄与度上位銘柄は日本アセットマーケティング(8922、前日比-4、終値140)、アンジェス MG(4563、前日比-8、終値250)、オンコセラピー・サイエンス(4564、前日比-4、終値257)となりました。売買代金上位銘柄はそーせいグループ、アスカネット(2438、前日比318、終値2,043)、サイバーステップ(3810、前日比299、終値1,393)でした。
マザーズ先物は前日比18ポイントの1026ポイントで一日の取引を終えました。出来高は382枚でした。
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