株式市場概況
TOPIX指数は前日比-2.62ポイント(-0.17%)の1551.07ポイントで一日の取引を終えました。米国株は連日、史上最高値更新の展開となっているのですが、日本株は伸びやなむ展開となっています。寄り後はプラス圏で推移する場面もあったものの、10時45分ごろに一気に売り込まれ、その後は徐々に戻したものの戻し切れずに引けました。
セクター別では保険、石油・石炭、ゴムが上昇し、パルプ紙、電気ガス、水産農林が下落となりました。スタイルインデックスではマザーズと東証2部が上昇、そのほかは下落となりました。小型株が強く大型株が弱い展開が継続しています。
個別株ではANA(9202、前日比-4.2円、終値324.5円)が引け後に記者会見を行うと発表し、一時305円まで株価が急落する場面がありました。その後、全日本空輸株式会社の社長人事の発表が行われるとの報道の後、戻す展開となりました。どうも市場参加者は東芝(6502、前日比-7円、終値202.7円)の印象が強いようです。
昨晩発表された米国のCPI(1月、前年比)は+2.5%と高い伸びとなりました。前日のイエレンFRB議長の発言がタカ派だったことも手伝い、3月の利上げ見通しが34%から44%に上昇しました。金融市場が急速に利上げを織り込み始めると、米国株の上値は重くなる可能性があります。
マザーズ市場概況
マザーズ指数は前日比0.83ポイントの1025.98ポイントと上昇して一日の取引を終えました。マザーズ市場の上昇銘柄数は83(36.4%)、下落銘柄数は141(61.8%)、変わらずは4(1.8%)、売買代金は前日比38億円の1338億円と前日比で増加しました。
上昇寄与度上位銘柄はそーせいグループ(4565、前日比390、終値13,840)、Gunosy(6047、前日比143、終値2,574)、CYBERDYNE(7779、前日比29、終値1,688)、下落寄与度上位銘柄はジーエヌアイグループ(2160、前日比-27、終値255)、ディー・ディー・エス(3782、前日比-48、終値710)、エボラブルアジア(6191、前日比-405、終値3,395)となりました。売買代金上位銘柄はアスカネット(2438、前日比77、終値2,105)、アカツキ(3932、前日比275、終値4,925)、そーせいグループでした。
マザーズ先物は前日比5.5ポイントの1025.5ポイントで一日の取引を終えました。出来高は370枚でした。
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