イエレンFRB議長の議会証言がタカ派な内容だったことからドル高を好感し上昇(2017年2月15日)

株式市場概況

TOPIX指数は前日比+14.57ポイント(+0.95%)の1553.69ポイントで取引を終えました。昨晩のイエレンFRB議長の議会証言では「緩和解除を長期間待ち過ぎるのは賢明ではない」との発言があり、金利が上昇し、ドル円が1ドル=104円30銭辺りまで円安ドル高が進みました。そのドル高と米国株高を好感し、日本株は昨日の下げを取り戻して取引を開始し、その後は狭いレンジでの取引となりました。

セクター別では保険、卸売、銀行が上昇し、電気ガス、その他製品、ゴムが下落しました。保険は14日にあった決算発表の進捗率が高く、上方修正期待から買われました。

スタイルインデックスではバリュー、コア30が上昇し、東証2部、マザーズ、TOPIXスモールなど小型株が弱含みました。為替と米国株の動きが好感される日は大型とバリュー株が上昇し、小型は弱い展開が継続しています。

昨日、決算発表の延期が発表され、暫定の数値として大幅赤字を発表した東芝(6502、前日比-20.1円、終値209.7円)は、大幅安となりました。200円の大台を割り込む場面もありましたが(この日の安値は199.2円)、昼過ぎに主力銀行3項が支援表明と報じらたことから反発しました。シマノ(7309、前日比-780円、終値16,860円)は、本決算を発表し、今期の営業利益見通しがアナリストコンセンサスを割り込んだため、値を下げました。清水建設(1803、前日比+40円、終値1,053円)は昨日13時に発表した決算の進捗が良かったことがレポートされ、本日は強含みました。

 

今晩は米国ではニューヨーク連銀製造業景気指数、小売売上高が発表されます。

 

マザーズ市場概況

マザーズ指数は前日比4.75ポイントの1025.15ポイントと上昇して一日の取引を終えました。マザーズ市場の上昇銘柄数は103(45.2%)、下落銘柄数は115(50.4%)、変わらずは10(4.4%)、売買代金は前日比38億円の1300億円と前日比で増加しました。

上昇寄与度上位銘柄はGunosy(6047、前日比194、終値2,431)、そーせいグループ(4565、前日比210、終値13,450)、ミクシィ(2121、前日比60、終値4,730)、下落寄与度上位銘柄はCYBERDYNE(7779、前日比-14、終値1,659)、オークファン(3674、前日比-173、終値1,075)、エナリス(6079、前日比-34、終値771)となりました。売買代金上位銘柄はアカツキ(3932、前日比25、終値4,650)、エルテス(3967、前日比1,180、終値9,220)、そーせいグループでした。

マザーズ先物は前日比2.5ポイントの1020ポイントで一日の取引を終えました。出来高は83枚でした。

 

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