株式市場概況
TOPIX指数は前日比‐14.25ポイント(‐0.92%)の1530.64ポイントで一日の取引を終えました。15日(日曜日)の英国の新聞が、英国のEU離脱が強硬なものになるかも知れないと報道したことにより、為替が円高気味に推移したことや、財務省が日本郵政株を最大1.4兆円規模で売却すると日経が13時過ぎに報道したことなどが嫌気されました。また、朝方に発表された日本の11月の機械受注が弱く、機械株が弱かったことも重しとなりました。
セクター別では空運のみが上昇しました。下落が大きかったのは鉄鋼、海運、鉱業でした。インフラ投資期待から買われていたセクターの下落が大きくなっています。スタイルインデックスは全て下落となりました。指数間の差はそれほどありませんでした。
個別では、売り出し懸念から日本郵政(6178、前日比‐72円、終値1,408円)と安く、年始に大分製鉄所で火災のあった新日鉄(5401、前日比‐110.5円、終値2,558円)は、工場の全面復旧が9月との見通しを13日に発表したことが嫌気され下げました。米国での賠償と罰金が10億ドルになると前週報道され、株価が反発していたタカタ(7312、前日比‐112円、終値949円)と大幅安となりました。
今晩の米国市場は休場となります。明日17日にメイ英首相の演説があり、Brexitに関して注目されます。
マザーズ市場概況
マザーズ指数は前日比-6.34ポイントの972.02ポイントと下落して一日の取引を終えました。マザーズ市場の上昇銘柄数は80(36.7%)、下落銘柄数は129(59.2%)、変わらずは9(4.1%)、騰落レシオ(25日)は103.94、売買代金は前日比-68億円の804億円となりました。
下落寄与度上位銘柄はミクシィ(2121、前日比-65円、終値4535円)、そーせいグループ(4565、前日比-210円、終値13310円)、CYBERDYNE(7779、前日比-30円、終値1668円)となり、上昇寄与度上位銘柄はGunosy(6047、前日比400円、終値2000円)、ベイカレント・コンサルティング(6532、前日比150円、終値1086円)、アスカネット(2438、前日比129円、終値1753円)、売買代金上位はアスカネット、Gunosy、リファインバース(6531、前日比1000円、終値7490円)となりました。
Gunosyは13日引け後に、17年5月期の営業見通しを前期比2.5倍に上方修正したことが好感され、大きく買われました。
マザーズ先物は前日比-10.5ポイントの965ポイントで一日の取引を終えました。出来高は744枚でした。
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