JGBトレーディングフロア(2023年12月27日)

債券相場は上昇。日銀が公表した12月金融政策決定会合の「主な意見」を受けて早期の政策修正観測が後退し、買いが優勢となった。「主な意見」では金融緩和の出口について政策委員の間で意見が割れているほか、政策変更については慎重な印象で、1月の会合でマイナス金利解除観測は、大きく後退したとの見方。またこの日の夕方に来年1-3月の日銀の国債買入れのオペ方針が示されるが、市場ではオファーレンジの切下げがコンセンサスとなっており、警戒する動きは限られたようだった。
その後17:00のオペ方針公表で、中長期ゾーン(1-3年、3-5年、5-10年)のレンジ下限を500億円ずつ引き下げ、また超長期ゾーン(10-25年、25年超)の月間買入れ回数を1回減らしたことが伝わると先物は、日中取引終値から一時20銭ほど下落する場面(146円61円、17:03)も見られたが、その後は、70銭台で比較的落ち着いた動きが続いている。

【メモ】
金融政策決定会合における主な意見(2023 年 12 月 18、19 日開催分)
長期国債買入れ(利回り・価格入札方式)の四半期予定(2024年1~3月)


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です