債券市場は先物が小幅上昇。米PMI速報値が高水準となり米長期金利が上昇したことや、また産経新聞が23日に、「日銀が金融緩和策の点検・検証を実施する方向で調整に入った」と報じたことで売り先行で始まったが、週末の金融政策決定会合は、現状維持が市場のコンセンサスになりつつあり、根強い警戒感が残るものの、積極的には売りづらいとの見方から、買戻しの動きが徐々に強まり、取引終盤に、前日比を上回った。
【メモ】
☆本日の日銀植田総裁答弁(衆院決算行政監視委員会第1分科会)
<YCCの正常化の手法について>
「その時の経済の状況やインフレ率の上がり方の速さなどさまざまな条件に依存する」、「現在は具体的なやり方を申し上げる段階にはない」、「長期金利コントロールは、中途半端な情報発信をすると市場に大きなかく乱が発生する」「それを避ける意味で、ギリギリまでなかなか発表できない面があることは理解してほしい」【出所:Bloomberg】