債券相場は大幅高。日銀が昨日から通知している連続指し値オペに加え、朝方に定例実施の買いオペの増額と、この日の対象にない超長期ゾーンの臨時オペを通知したことを受けて買い圧力が強まった。
日銀は午後にも金利上昇が相対的に大きい長期、超長期ゾーンに臨時オペを通知し、先物がショートカバーを巻き込む形で、一時この日の高値となる149円88銭まで上昇した。日銀は10年債の前後のゾーンも買い入れを増やすことで、イールドカーブコントロールの維持を徹底する姿勢を強調したとの見方。
【メモ】
☆本日の日銀買入オペは、
<午前> 3-5年6000億円(1500億円増額)、5-10年7250億円(3000億円増額)、10-25年1500億円(臨時)、25年超1000億円(臨時)。応札倍率はそれぞれ1.31、2.08、2.77、2.58倍。
<午後>5-10年5000億円(臨時)、10-25年1000億円(臨時)、25年超500億円(臨時)、応札倍率はそれぞれ1.92、3.51、4.79倍。尚、指値オペは、応札なし。