12月の第3週の株式市場は、日経平均+0.38%、NYダウ ▲1.68%とまちまちの展開となりました。
木曜日早朝に発表されたFOMCでは、債券購入減額幅の増加(テーパリング加速)に加え、来年3回の利上げの見通しが明らかなりました。公表後は株高、ドル安で反応したものの債券市場は小動き、また、翌日には株価は下落しFOMC前と変わらずの水準となり、結局、ドル安のみが残った一週間でした。
金曜日の米国取引時間では「3月FOMC会合での利上げ決定あり得る」とのウォラーFRB理事の発言が伝わり、短期金利が上昇、ベアフラットニングとなりました。
来年はいよいよ米国金融当局が利上げに転じる年となり、2015年のチャイナショックや1997年のルーブル危機など、過去の例から見ても荒れた一年になりそうです。
日本市場では東証マザーズ指数が▲6.49%の大幅下落となりました。12月は33社上場予定とバブル期以来の上場数で、個人投資家の換金売りにより下がったとの観測も見られます。年末年始のマザーズ指数の値動きパターンを見ると、12月月初から大きく売り込まれた年は、クリスマス前後から反発局面となっており、来週は年内最後の買い場かもしれません。