5月の第3週の株式市場は、日経平均は+0.83%と小幅反発、NYダウ▲0.51%の続落となりました。スタイル別では、東証マザーズは上昇、TOPIXグロース 1.67% > TOPIXバリュー 0.62%と、小型株・グロース株が強含むゴルディロックス相場再び現れた形となりました。
投資部門別売買動向では、前週、海外投資家は1兆1149億円と昨年3月以来の大幅売り越しとなりました。チャイナショックのような深い調整の際は数週間連続で同水準(1兆円越え)の売りとなるものの、欧米証券会社の先物手口は前週20012枚の売り越しに対して今週は2513枚の売りとスケールダウンとなっており、目先、短期的な下落は小休止といったところです。
ただし、S&P500指数は日替わりで上昇と下落を繰り返す鯨幕相場継続で、VIXも再び20ptを再び上回り、やや警戒が必要。近頃のVIX先物の基幹構造はカーブを維持したまま期先まで水準で上げ下げする傾向があり、コンタンゴによる減損が多少小さい分、ヘッジに1552 VIX ETFがよさそうです。
ここもとの相場の乱調が米国CPIに端を発しているなら、週末に発表されるFRBのインフレターゲットであるPCEデフレータに注目です。