4月第4週の株式市場は、NYダウは▲0.46%と反落、日経平均は▲2.23%の3週続落となりました。米国長期金利は2bp低下の1.55%となりました。木曜日に報道されたバイデン大統領のキャピタルゲイン増税の構想を嫌気し株安・債券高となりました。
具体的な増税案は公表されていませんが、報道された内容からは、0%、15%、20%と段階的な課税体系となっている米国の株式キャピタルゲイン税にさらに39.60%の段階を追加するように見えます。
株式譲渡益の増税では、2014年の軽減税率が撤廃され税率が10%⇒20%と増えたケースがあり、日経平均は年明け▲13.42%安となりました。
(Bloomberg)米大統領が富裕層キャピタルゲイン増税提案へ、2倍に-関係者
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-04-22/QRZ68HT1UM1401
週明けの4月最終週には日銀政策決定会合と米国FOCMがあります。いずれも現在の緩和姿勢を崩さないと思われますが、米国の3月景気先行指数は前年比7.9%高と2010年7月以来の大幅な伸びとなっており、パウエル議長の声明のトーンが変化するか注目です。
週末からゴールデンウイークが始まることから、引き続き売買は手控えられる低調な市況となりそうですが、連休を逆手に逆日歩狙いなど良いかもしれません。